常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2014年4月15日火曜日
体の痛みは心の痛みである常態行動心理学的根拠♪
『体の痛みは心の痛みである』
以前原因不明の腰痛に悩まされ何処に受診しても原因が解らずそれが元で不眠症となりお心を病まれた方が来訪された。
彼は事細かにその経緯を説明したが私にはその原因は既に解っていた。
私は彼にこう言った。
『実は原因と結果は逆転関係です。つまり腰痛が原因でお心を病まれたと言う事で来訪されましたが実は逆。お心の痛みが体に出たのです。』
流石にこれには同胞も驚いた。
詳しく話を聞いてみると腰痛が出始めた直後、上司が変わり前の優しい上司から厳しくて利己主義の上司に変わった事が解った。
口煩く同胞を目の敵にして何かにつけては苦言を呈し続けたという。
その頃丁度重い荷物をその上司から移動するよう命じられその直後から腰痛を訴えるようになったと言う。
てっきりぎっくり腰かと思い病院や整骨院を転々とすると悪化する一方でその内にお心まで患ったという。
だが原因は上司による執拗な苛めにより会社へ行く事への心の拒絶反応から偶々極めて軽微な腰痛による痛みがより精神的ストレスによって増大し、それにより出社拒否を起こさせていたというのが事の顛末である。
子供が学校で苛めに遭っていてそれを親に言えずそのストレスから本当に微熱が出て学校を休むのと同じ。
これは仮病ではなく極めて生物学的及び生態学的な生命維持活動の一環である。
其処で私は一計を案じた。
偶々其処の会社の大手取引先の社長と懇意にしていたので社長に頼んで同胞の上司に一泡吹かせてやったのである。
その窮地を見事同胞に救わせた。
同胞は言わば命の恩人となった訳だ。
こうなれば社長の目も光り部下である同胞を邪険には扱えなくなる。
その後今度は部下いびりが出来なくなったstressで上司の方が体調を崩し長期入院となり結果退職となった。
正に因果応報である。
今は同胞も腰痛がしっかり完治し重い荷物を持っても腰をやられなくなったと言う。
『体の痛みは心の痛み』
この事をどうか忘れないで下さい。
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