常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2014年4月11日金曜日
強さは弱さの心理学~或いは弱さは強さの心理学~
『強さは弱さ且つ弱さは強さである』
例えば知名度もあり支持者も多い人物を倒すにはどうすればよいか?
それは『知名度』を利用すればよい。
例えば野原で火事が有り延焼を抑えたいが水がなく油だけがあるという状況において延焼を食い止める方法は?
それは火の海の中にもう一つの火の海を作り互いの力によって力を相殺する事で火を消す事が出来ます。
つまり野原の草がなくなれば燃える対象は無くなり燃える対象が無くなれば自ずと火は消えるからです。
敵の力を利用して敵の力を奪う。
日本の古武術や合気道精神に同じ。
又、中国拳法も同じ源流です。
知名度の高さや支持者の多さは強みでもあり弱味でもあります。
絶大な支持を得ているからこそ回りからとんでもない悪評を流す。
しかも支持者がまさかと首を横に振るような内容を流す。
その際この一文を加えておく。
『彼は絶対に自らの否を認めず全否定するでしょう。それが彼の否を認めた唯一の証拠です』と。
当然氏は事実無根故に全否定します。
されど全否定した事が逆風となる。
人はそれが当然の結果であったとしても事前にそれを可笑しいと告げられるとそれを当然の結果とせず可笑しいと認識します。
これを『否定の肯定』と言います。
事実を否定する行為がその事実自体の信憑性を高めそれを聞いた人の中で肯定化されてしまう事を言います。
すると今迄信じていた分だけその反動は大きく支持者は一気に反対勢力となります。
そして堅固な支持母体は脆弱な屋台骨となり崩れ落ちていきます。
これで私は嘗て地元の町長選で絶対不利と言われていた新人を町長にした経験があります。
『強さは弱さであり弱さは強さです』
この事は覚えておいて損はないと思います。
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