常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2014年4月9日水曜日
personalspaceにおける逃避行動は寿命を縮める愚行です♪
人が人との距離において不快と感じる距離の事をpersonalspace(近接距離)と心理学の世界では言います。
男性より女性、大人より子供の方がその幅は広いと言われます。
それは生物学的危機意識の違い。
肉体的に女性より男性が優れ、子供より大人が優れている事がその理由。
その分男性より女性、大人より子供の方がより感性は鋭く危機回避能力や生命力は高いと言われています。
其は生物学的な種の保存法則に則っているからです。
子孫を残せるのは女性だけ。
子孫となれるのは子供だけ。
それ故に女性と子供は男性や大人よりも優勢遺伝子を多く有しています。
男性や大人よりも生物学的な優位性を女性や子供は生来的にもって居ます。
されど表もあれば裏もある。
優勢遺伝子を多く有するが故に時に男性や大人はその存在を恐れそれがDVや虐待に繋がります。
DVや虐待は其を行う側の行われる側への畏怖の念がそれを行わせます。
其を回避する為にそれら害を成す者から遠ざかりpersonalspaceを広げます。
するとその被害領域から外れ被害を被る可能性が激減します。
その距離感に安堵しその距離感を保とうと人は考えます。
されど其は大きな間違いです。
細胞は刺激を受けて分派し成長それにより生物は生き永らえて居ます。
生物学的な寿命とはその刺激を刺激と認識できず細胞が死滅のみを行う事により尽きる生態機能の事です。
つまり刺激を受けない場所に長く身を置く事は自らの寿命を早める愚行だと言い換える事が出来ます。
被害を受けない場所に安穏とするのではなく被害を受けない自分になり常に刺激を得られる場所を自らが構築する事。
それこそが真に大事な事だと考えます。
逃げる事は簡単です。
しかし逃避行動は脳科学的にはstressを生みます。
何故なら逃げるという行動自体がその裏に恐れを内包しているからです。
恐れはマイナス思考でありstressの元です。
故にstressから逃げる為の逃避行動が新たなstressを生むのなら本末転倒です。
大事な事は逃げる事ではなく逃げなくても良い自分を作る事です。
まして守る立場の人間ならば尚の事戦う姿勢を崩すべきではありません。
多くの虐待被害者やDV被害者に私は逃げる事ではなく逃げなくても良い自分を作る事でそれらを回避させています。
逃避行動からは何も生まれません。
生きる事は戦いです。
逃げる事はその戦いの放棄です。
一時の安住の地を得られても其は終の棲家にはなりません。
本当に終の棲家を得たいのであるならば先ずは自分自身が変わる以外に方法はありません。
そのお手伝いなら幾らでもさせて戴きます♪
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