常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年6月17日日曜日
ハラスメント・ハラスメントについて
ハラスメント(嫌がらせ)が今更に細分化されている。
最初はセクハラ(性的嫌がらせ)に始まり、パワハラ(地位的嫌がらせ)、ドクハラ(医療関係者による嫌がらせ)と続き最近ではスメハラ(匂い的嫌がらせ)まで出てきている始末で有る。此処迄来ると人間の行動全てがハラスメントの対象となる日が来るのも時間の問題ではないかと一心理職で有る私は大変危惧している訳である。
最近聞いた話では電車が駅に到着し男性が寝ている女性に駅に着きましたよと親切心で肩を叩いた事自体をセクハラとし鉄警を巻き込んだ大騒ぎになったと聞いた。流石に空いた口が塞がらず鉄警も説得に頭を抱えたと言う。
その話を聞いて以降私も仕事帰りで駅に着いて眠っている女性を見かける事が有るが大声で起こし決して体に触れないように注意している。親切心が仇となっては溜まったもんじゃ無い。
さてこの『ハラスメント』という奴は人のアクションに対してそれが『ハラスメント』だと感じたらそれは『ハラスメント』と認定されるのが現行の規定の様に思える。されどこの『人の行為』もその関係性において可変的であり普遍的な物では無い。
例えば前述のケースも彼女を起こしたのが彼氏か父親なれば訴訟騒動に迄発展し無かった筈。
又、男性学校教諭が同校の女生徒を肩を叩いて起こした場合も恐らく同様の扱いとなった筈。
つまり『ハラスメントという存在自体が曖昧模糊としてその曖昧模糊たるが故にハラスメントを生んでいる』とも言える訳である。正に『ハラスメント・ハラスメント』である。
日本古来の『向こう三軒両隣』の隣組制も上記ハラスメントになぞらえれば立派なピーピング・ハラスメントと言える。私は何でも感でもハラスメントで片付けるのではなくそれがハラスメントであるかどうかをちゃんと精査しハラスメントを盾に横暴の限りを尽くす人間を逆に法的罰則を課す必要があると思う。
私から言わせれば男性の体臭もキツイが妙齢の女性の集団とエレベーターで同席となるのも勘弁願いたい(笑)
ありゃあ私からすれば公害認定物であるwまぁこの言葉自体も『セクハラ』と言われるのだろうが(笑)
兎に角なんでも感でも『ハラスメント』とする現代の風潮は人間性を奪い情や思いやりを奪う危険思想であると私は考える。
勿論だからと言って今までの『ハラスメント』が間違いだというつもりは更々ない。
事実上記『ハラスメント』で御心を病み我が門を潜る人は未だ後を絶たない。
そういう輩は相手がどういう立場の人間であれ社会的に抹殺すべきであり今迄そうして来た。
されど『玉石混交』の例え通り中には冤罪で捕まる人も居ると言う事。
それだけは忘れないで戴きたい。
出来うればそう言う言葉自体が無くなり皆が笑顔で暮らせる世界が来る事を願っている。
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