常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年6月30日土曜日
成すべき事がちゃんと出来ているかを知る為に必要な事。
自分が成すべき事をちゃんとできているかどうかを図る方法は只一つ。
それを『出来ている』と思えるか否かで有る。
と言うと大抵の場合『出来ている』と思える人が『出来ている』と思われがちだが実際は然に非ず。
寧ろ逆である。
本当に成すべき事を出来ている人はその成すべき事が足元に有る為に其れが自らの立ち位置では見え難い。
更に進んで後ろに下がれば尚見え難い。逸れ故にまだまだ自分は成すべき事をちゃんとできて居ないと思う。
されどちゃんと出来て居ない人は成すべき事が眼前に迫ってきている段階で"もう私は出来た、何故なら成すべき事が眼前に有るから"と過信し慢心し気を緩め歩を落とす。
故に隙が出来しかも自らは"出来ている"と過信し慢心している為にその事に気づけない。
人から注意を受けてそれを知るもその時は遥か彼方にそれは有り到底届く位置に非ず。
逸れ故に焦りそれが元で更に目的地から遠ざかり結果目的地自体を見失う事となる。
それを無くす為には常、自らの立ち位置を確認しまだまだという謙虚さを忘れぬ事が肝心で有る。
『兎と亀』の逸話を出す迄も無い事である。
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