2012年6月20日水曜日

『人は自然に対して無力であるべきではなく共生すべきである』

『自然に対し人間は余りにも無力である』今回の台風でもこういう報道や記述を多く耳に目にした。 されどその考え方自体が実は間違いである。 人は夜を支配しようと松明の灯りを灯し時を支配しようと時計を作り不老長寿を願いアンチエイジングや長寿命食品や薬品に巷は溢れている。 しかし夜目の中では人間は例え灯りを手にしても得られる五感情報は昼間と比べ限られ失敗も多い。 時を支配しようと発明した筈の"時間"に人は完全に支配され振り回されている。 不老不死を願って作られたアンチエイジングや長寿命食品や薬品の発明によりそれらに打ち勝つ更なるウイルスや細菌に人間は太刀打ち出来ず寿命を伸ばす所か病を治す事に終始して居る。 自然も又、同じ。 『自然の前では人間は無力である』と言う言葉自体自然を支配し自然に打ち勝とうと為る人間の傲慢さが見える言葉で有る。 自然とは人間が打ち勝ち支配する存在に非ず。 自然とは共に共生し守り続けて行く物である。何故なら我々人間もその自然の一部であり自然が生み出しし存在なのだから。 自然に抗うのではなく自然を敬い自然と共にあろうと全人類が願えば自然が人に牙を剥く事も無い筈である。

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