2013年8月17日土曜日

『愚痴る事は何の解決にもならない』事はない常態行動心理学的根拠


『愚痴っても何の解決にもならないのにね』と自虐的に言ったり愚痴ってる友人へ向けて揶揄の言葉をかける人がいる。

所が常態行動心理学的にはそうでもなかったりする。

大辞泉では愚痴とはこうかかれている

『二[名・形動]《(梵)mohaの訳。痴・無明とも訳す》仏語。三毒の一。心性が愚かで、一切の道理にくらいこと。心の迷い。また、そのさま。「―な人々の異常に放縦な迷信的な崇敬を」〈中勘助・犬〉』

此処で重要なのは『心の迷い』と言う一文。

『愚痴』は『心の迷い』の事である。

『愚痴る』とは『心の迷いを吐露する行為』であると言い換えられる。

実はこれ、脳科学的には問題解決方法の重要な方法の一つである。

クイズ番組で出題者が問題を出しそれを聞いて回答者が答えを出す

愚痴を言ってそれを話者である本人が聞いて悩みを解決する。

実はこれ同じメカニズムなんです。

情報を五感で捉えそれを脳が分析し答えを出す。

その選られる情報ソース元が他者か自分かの違いだけである。 

我が元に来る同胞にはどんどん愚痴らせます。

故に私の異名が『愚痴聞き屋』となっている人もいます(笑)

されど単に”愚痴らせる”事はしません。

”愚痴の内容”を具に観察し、”問題解決ワード”が出たらそれを全て書き留めておきます。

そして一通り”愚痴らせた”後にそれをお見せします。

大抵同胞は”無意識に”愚痴ってるので自分が”問題解決方法”を愚痴っているとはとても思えません。

されど人間の脳はちゃんと問題に対する解決策を知っています。

それを顕在意識が邪魔をしているだけで潜在意識はちゃんと答えを用意しています。

それを”愚痴らせる”事で潜在意識から引き出しそれを形にしてお見せする。

すると”自分で悩みを解決できた自分”を認識し、自信を取り戻し意気揚々と我が門を去って行きます。

その瞬間を見るためだけに20年以上このお仕事を続けているのかもしれません。

どんどん愚痴りましょう。

その中に必ず”問題解決の緒”は眠っています。

今日も元気に頑張りましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿