2013年8月22日木曜日

カレーを食べても記憶力増強にならない常態行動心理学的根拠

先日某TV番組で『カレーを食べると記憶力が増す、食べ続けると記憶時間が長くなる』というTV公開実験が行われ”専門家”立会いの元、見事”裏スター”が長期記憶の挑戦に成功し会場を湧かせた。

いやぁ、素晴らしい”プロパガンダ”だと拍手喝采である。

提供元がカレー会社及び米飯会社なのかな?
夏という事とこれから受験シーズン且つ夏期講習中も手伝って翌日からカレーが飛ぶように売れたであろう。

だが、これは”嘘”である、正確には”カレーを食べなくても記憶力を増す長期記憶をつける方法”はあります。

先ず何故カレーを食べたら記憶力を増したか、その説明を差し上げましょう。
その原因は香辛料にあります、香辛料による”刺激”が脳の”シナプスの伝達速度”を一時的に上げそれで”記憶力増強”になったと”勘違い”をされているのです。

つまり大事なのは”香辛料”ではなくそれによる”刺激”事態が大事なのです。

次に”長期記憶”の方、これはもう”常態行動心理学”の真骨頂です。
つまり”刺激と反応”という心理学における基本と考え方と同じ関係にあります。

つまり脳が”カレーを食べる(刺激)””記憶力がます(反応)”という風に覚えます。
するとカレーを食べると脳のシナプスの伝達速度が一時的に上がると言う訳です。

されど実はこれには大きな落とし穴があります。

それは”常態化”つまり”刺激に対する慢性化”です。
一定の刺激を与え続けると脳は刺激に対して抵抗力をつけ刺激に反応しなくなります。
すると人間はもっと強い刺激を欲するようになります。

されど今度はそれをすると内臓を痛める結果に繋がります。
故に何事も程々が一番だという事になります。

一番大事なのは”努力なしに記憶力増強及び定着はない”という事です。
カレー食って記憶力が増すなら誰だって食べれば記憶力を増強出来ます。

されどそれも個人差があり得られる結果に大きな差異が生まれます。
TV番組のプロパガンダに騙されない事こそが大事です。

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