常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年11月12日月曜日
人は必ず自らがなりたい者になれる。
『変身願望』と言うと女性の専売特許のように思えるが実はその願望は女性より男性の方が強い。
生物学的に恒温動物たる人間は変温動物と比べ変化に弱い。
変化に弱いという事は逆を言えば変化に憧れる性質を持っている。
別項で述べた『意外性の心理学』のように人が人の意外性に惹かれ引くのと同義である。
肉体的、運動的に男性より劣る女性は自らの見た目を変える事でその能力を補っている。
実は此処にも常態行動の妙が隠されている。
メイクや衣装で女性の性格迄変わる人がいる。
先に述べた『変身願望』が表に出たケースだがそれが『願望』である限りその人の内に内包されている物であり普段表に出ないだけであってその人の内にはちゃんと存在している人格である。
それが鏡の前に立ち視覚的に自らの変化を捉える事で自らが憧れている存在と同期し言動や態度まで変わってしまうという訳である。
男性の場合これはアルコールが入った時によく現れる。
男性の場合女性のように服装やメイクで自らを変える事は社会的制度的に難しい。だがそれゆえに変身願望は女性のそれよりもかなり強い。
そういう時男性はお酒の力を借りてその自らの秘めたる願望を果たす。
酒に酔うと人が変わる人がいるがそう言う人程変身願望が強い。
裏を返せば今の主人格に不満を持ち自信を持てないで居る。
まだお酒に逃げられる内は良いがそれが段々逃げられなくなってくる。
そうなるとどんどん酒量が増え結果アルコール依存症へと発展する。
アルコール依存症が離人症や廃人になる理由は実は此処にも有る。
何も変身願望を満たすのはアルコールだけではない。
買い物依存症やギャンブル依存症、薬物依存も又同じ変身願望からその端を発している。現状に不満を持ち現状打開を望むも叶わず現実逃避し夢の中で変身願望を果たす為に酒やギャンブルや買物などに逃避する。
されど今一度思い出して欲しい。
人の夢が夢たり得るのはそれが実現可能だからである。
人の夢が実現たり得ない物は夢たり得ない。
夢たり得る時点でそれは実現可能な物である。
という事は夢を持てる時点で現実逃避せずともよいという事になる。
我が門を叩く人の多くはその事に気づかれずお心を煩われ悩み苦しむ。
されどそれが分かってくると今度はその方策に悩み苦しむ。
その手助けを差し上げ夢に実現へ向けそして依存症脱却へ向けて邁進させ実現させ見事変身させる事こそ我が使命である。
人は必ず自らがなりたい者になれる。
私は小さい頃正義の味方に憧れキン肉マンに憧れた。
時流れて現代私は悪と戦う正義の味方となる事ができた。
悪(心の闇)を倒す事が出来る正義の味方に…。
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