常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年11月25日日曜日
何事もバランスが大事だという常態行動心理学的根拠
人間は欲望と理性を心に同梱せし二律背反な存在である。
故にバランスをとても大事にしている。
人間は不幸をとても嘆く、そりゃあ誰しも不幸にはなりたくない。
だが不幸を嘆く事が出来る人は実は幸いな人である。
何故なら不幸を嘆く事ができる人はその前に必ず幸福があるから。
ずっと不幸の人は幸福を知らないので不幸を嘆く事すら出来ない。
不安も又同じである。
不安を感じればこそ人はその不安を払拭する為に努力をする。
不安が無ければ人はその努力を怠って居たかも知れない。
不安があればこそ人はその不安を払拭する為に努力をし結果その不安を払拭できる。
そして一段階成長した自分の存在を其処に感じる事が出来るのである。
悪も同じ、悪の存在があればこそ悪を憎み善を尊ぶ事ができるのだ。
前だけならば悪を知らず結果其処に成長を見て取る事は出来ず。
悪があり悪を憎む心があればこそ人の成長は叶うのである。
だがどちらもバランスが大事。
どちらが多すぎても少なすぎてもバランスは崩れお心の均衡も保てなくなる。だが中々このバランスを保つ事が人は困難である。
だからこそ我々のような心理職がその失われたバランス感覚を取り戻し正常なお心に戻して差し上げるのである。
そういう意味で我々はバランサーであらねばならぬと考えている。
まぁそのバランサーたる我々も中身は結構不安定な者だが(笑)
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