2012年11月3日土曜日

この時期お心が落ちる方へ

我が提唱せし『色彩影響心理学』は色が人の心に与える影響について研究した物でありその対象者は自身ではなく他者である場合が多い。 自身が身につける色によってそれを見た第三者がどういう印象をその人に持つか? それにより好印象を与えたりで悪印象を与えたりで好きな人は寄せ付け嫌いな人は遠ざける作用がある。 一般的に認識されている色解釈と過去の経験が影響する色解釈は実は大きく異なりそれを熟知しないと大きな痛手を負う事になります。 暖色が必ずしも人の心を明るく豊かにするとは限りません。 嘗て火事の被害で家族を失った方にとっては寧ろ暖色は冷色以上にお心を落ち込ませる色となりえます。 逆に冷色に楽しい思い出が付随している人にとっては冷食は寧ろ心踊らせる色となります。色解釈も千差万別、一般的解釈が必ずしも普遍の定理であるとは考えられない方が賢明かと存じ上げます。 元々はより人間関係を円滑に行えるよう上手く色を生活に採り入れ様と発案したものであった。 されど時としてこれが自分自身に向けられる場合が発生する。 この時期は所謂”秋色”と一般に呼ばれる静色が街に溢れ自然と心が落ち着くのは良いけれど色彩感覚に優れた人は此の色の影響をモロ受けてお心が必要以上に落ち着く(落ち込む)人がいます。 元々羊水に浸かって生を受ける身の人間は水色に対して心安らげる性質を持ってます。心が騒ぐと海を見たくなる人が多いのがその理由です。 されどお心が必要以上に落ちている時に否応無しに静色を見せられると視界情報は脳に落ち着けと更に指令を無意識に出します。 元々落ち込んでいるのだから既に充分落ち着いているのですが視界情報はそれを理解できず強制的に心を”落ち着かせ”ますw その結果お心を病み鬱病に罹患しやすくなります。 これがこの時期の季節性うつ病の原因。 実は季節性鬱病の多くは色や温度その他様々な要因が原因でありその多くは五感情報の過剰入手や入手誤認が原因である事が私の長年の研究でわかっています。 改善方法はヴィヴィッドな色を生活に取り入れる事。 赤やオレンジや兎に角”派手な色”を生活の中に採り入れる事。 すると無意識に心はアゲアゲになります。されど街全体が静色一色なのでアゲアゲ過ぎる事にはなりません。 お心を病まれて居る方の中には今度は躁病にならぬかと危惧される方も居られるのでその心配はないと申し添えておきます。 秋をウキウキと過ごしましょう。

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