常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2013年11月12日火曜日
『五感の心理学~或いは感覚の心理学』
『五感の心理学~或いは感覚の心理学』
先日何時も私が利用している駅の駅員が私がホームで葉巻を吸っている際、悪戯で脅かしてやろうと背後からそっと近づいてきた。
私の真後ろに立ち今正に驚かさんと声を上げようとした刹那ー『何か用か?』と私は振り返りもせず応えた。
驚かせようとした相手が逆に仰天。
『悪いな、俺には目が後ろについているからな』と一笑。
心底肝を潰した駅員はそれ以降我が背後には立たなくなりました。
では何故私は音もなく近づいてきた駅員が解ったのでしょう。
此処で先ず五感について少し考えてみましょう。
五感ー即ち、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触るの五感の事ですね。
そして各々は各器官でのみ感じ取られると一般的には考えられています。
即ち見るは目、聞くは耳、嗅ぐは鼻、味わうは舌、触るは手足だと。
されど多くの人は誤解をしている。
見るも聞くも嗅ぐも味わうも触るも全て『感じる』事であるという事を。
事実、日本語の中にも『目で味わう』や『舌で聞く』と言う言葉が有ります。
即ち『感じる』という括りで考えれば五感全てで『感じる』事が出来ます。
では件の駅員が背後から近づいてきた事をどうして察知できたのでしょうか?
当日は風が強く日差しも強い午後でした。更に彼は香水の残り香があった。
私の後ろに立てば風が遮られ、日差しも彼が影となる為弱くなり、香水の残り香がし、そして地面に有る砂を踏む音がします。
つまり触覚と視覚と嗅覚と聴覚で彼が私の後ろに立った事が解りました。
勿論彼にはこの話をしていません。
彼は今も私は後ろに目があると信じて疑わないようなので(笑)
この五感で『感じる』事が出来るとその人を見ただけで職業や年齢や出生地及び居住地が解ります。
それが解ればその人の持つ『悩み事』も自ずと解ってきます。
これが同胞が椅子に座る前に同胞の悩みの種を当てる種明かしです。
勿論同胞には種を明かしてませんが♪
これが瀬木マジックと言われる所以。
近所の小学生に『魔法使いのおじちゃん』と言われる所以です(笑)
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