常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2013年11月27日水曜日
『いい加減の心理学~或いは良い加減の心理学~』
『いい加減な事をするな!?』と親や教師、或いは上司に叱られた経験が有る方も少なくないと思います。
私なんて未だに怒られます(笑)
されどこの『いい加減』という技は何気に高難度の技で有る事を知る人は少ないのです。
先ずは『いい加減』の定義から。
大抵の場合『いい加減』は『中途半端』に言い換える事が出来ます。
つまり『中庸』と言い換えられます。
『中庸』と書くと何か少し良いです。
そしてこの『中庸』という奴が意外と難しい。
『簡単』と『難しい』は両極端なので決めやすいですがその真ん中にある、『中庸』は先ず両極端を何処に設定するかを決めないと『中庸』は決められません。
更に両極端が決まってもドンピシャ真ん中を取る事が更に又、難しい。
何故なら時の流れによって両極端の位置も又、微妙に変わるからなのです。
以上の事を考えると『いい加減』な事をするのは意外と難しい事がお分かり戴けたと思います。
我が元には『いい加減』な事しかできないとするお子さんを何とかして欲しいと多くの親御さんが来訪されます。
そういう親御さんに何時も私は上記の話を差し上げています。
勿論当事者であるお子さんにも。
何時も『いい加減』で怒られていた興さんは『いい加減』を誉められた事が嬉しくて何故かちゃんとしなくてはいけないと自らの愚行を戒め次からは『いい加減』な事はしなくなりましたとさ。
めでたしめでたし。
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