常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2013年11月5日火曜日
『愛情の心理学~或いは情けを愛する心理学~』
最近、セックスレスや少子化、ジェンダーの問題等様々な観点から『愛情』について各メディアで報じられ論じられる部分があり政府も数年前から少子化担当相を置き真剣にこの問題に取り組んでいる。
冒頭でも触れたが最近、セックスレスの夫婦が増え其れが社会問題にまで発展してきている。
人間が現在の進化を遂げた裏にはセックスを単なる子孫繁栄だけでなく欲求を満たす道具とした事にある。
生物学的には生物の進化には刺激と反応が大事でありその刺激と反応により細胞が活性化されそれが生物学的進化に結び付いている。
この脳に送る刺激をより多く得る為に人間は性交渉を快楽の道具としより多くの脳刺激を得て現在に至っている。
されどそれは新たな問題を生む契機ともなった。
つまりセックスが常態化され其れがない事が異常な状態だとする間違った考え方の流布である。
快楽の得方が多様化するに当たりそれらの与え方求め方も多様化しその需要と供給の形が増えた為に結果的にそれらを合わせる事事態がとても困難となりそれが現在の少子化やセックスレスの原因となっている気がしてならない。
体を重ねる事だけがセックスではない。幾ら体を重ねても心が重ならなければそれは意味がない。
子孫繁栄だけを主眼におけば体外受精でも子孫は残せる。
そうではなく心と心の方向性を合わせる事がとても大事なのである。
所謂不感症で我が門を叩く人が最近増えているがそれは他者との触れあいに於ける不感症であり自慰行為においては充分快感を得られているというデータがある。
これは相手がいるが故に感じなくてはいけないというプレッシャーが感じていないという信号をより多く脳に送る事が原因である。
こういう方には自慰行為を常態化させそれにより感じる脳を作り出しそれにより他者との性交渉においても快感を得られるようご指導差し上げ多くの不感症患者の改善に寄与している。
何より各メディアにおける間違った『愛の交換』法則に騙されないようご指導差し上げている。
『愛の交換』とは体を重ねる事ではなく心を重ねる事である。
『愛情』とは『情けを愛する』事であり『体を愛する』事ではない。
間違ったマスコミのプロパガンダに騙され流されないようこれからも私は私が考える『正しい愛の交換法則』を伝授していきたいと願って居る。
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