常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2013年11月28日木曜日
『飽食の心理学~或いは食べ飽きる意外な理由の心理学~』
例えば毎日同じ食事が並ぶとそれがどんなに高級な料理でも飽きます。
例えば大食い選手権等で大量の料理を味を変えて何とか制限時間内に食べきろうとしますが実際はフードファイター以外は結構食べきれません。
内臓的には胃拡張の拡幅度と繊毛の量の違いが消化吸収速度の違いとなって出てくるので生来的な身体構造が物を言う世界ですが実はそれだけに非ず。
実は『食べ飽きる』原因は味覚だけではありません。
人間の脳は刺激を受けて反応し細胞を活性化させ進化し現在に至っています。
その際他の動物との一番の違いは二足歩行を早くに覚えた事と噛む事を早く覚えた事に有ります。
噛む事で四足歩行よりも直立歩行の方がダイレクトに脳に刺激が行く為に五感から得られる情報を他の動物よりも早く処理できたのが地球上で固い鱗も鋭い爪も超人的跳躍力も持たない人間が地球上で生き残れた唯一の理由です。
裏を返せばその刺激がないと脳は情報を得られず苦痛を感じます。
閑話休題
フードファイターと一般人の一番の違いはこの『噛む事』による『刺激の慢性化』に対する耐性が何処まで有るかが勝負の分かれ目となります。
フードファイターは毎日食べる訓練をする際に噛む位置を微妙に変えたり一口に入れる量を調整して『噛み飽きない』コツを掴んでいます。
翻り一般人は味を変える事に終始し噛み応えを考慮しないので直ぐに噛み飽きてしまいより苦痛を感じます。
同時に強靭な顎を持つ事も又、食べ飽きないコツだとも言えます。
普段から固い物を食べつけて顎の強化にフードファイターは勤しんでいます。
まあ、最後は時の運も味方につけないと行けないんですけどね♪
実はこれ子供の食べず嫌いにも適用可能な分野なんです。
噛み応えを変える事で脳はより多くの刺激を得られそれが快感となって伝わりそれが食べず嫌いを克服させる術となります。
食べず嫌いで悩むお子さんを御持ちの親御さんは是非それらの工夫もしてみると良いかもしれませんね♪
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿