常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年5月28日月曜日
常態行動心理学から見る職業的言動の適用範囲について
先に述べた『常識の適用範囲』に関連するが自らの言動の影響範囲と言う物も存在するという事を忘れてはならない。
これも既述だが『権力の影響及び適用範囲とその時限性』でも述べたが自らの力が及ぶ範囲は場所的依存と権威適依存と時間的依存が有る。
場所的依存に関しては既述なので割愛する。
権威依存とは自らの権威よりも更に上の権威を持つ人間が居る場合、更に場所的依存も併用し一般的認知における権威と場所的依存における権威には大きな開きが有る。
わかりやすく言えば田舎町において赤ひげ先生みたいな町医者と自らの権威権力を振りかざす国会議員の場合、街の人が認める権威は後者ではなく明らかに前者である。
社会的知名度や社会認知的地位は場所によってその影響力は無効化される場合が有る事を忘れてはならない。
時間的依存とはその権威が権威として認められる期間の事。
其の職に就き在位して居る期間はその影響も権力も行使出来るが在位期間が過ぎその職から外れた瞬間権威も権力も失われ一般人となる。
されど自らの権威や権力に溺れず自ら研鑽し周りとの調和を重んじた者はその限りに非ず。
職を辞した後もその権威も権力も継承される事となる。
閑話休題
『職業的言動の適用範囲』とはその人の持つパーソナリティによってその範囲は広くも狭くもなる。人徳が有り周囲との調和を重んじる人はその職から離れ一個人と成ってもその影響力やその範囲が狭められる事はない。
翻り人徳無く独り善がりのスタンドプレーで周囲との調和を軽んじる者にはその適用範囲は職業範囲に限定され其処を一歩でも出た瞬間その影響力や効力は完全に失われる。
出来るならば範囲もその影響力も広く長い人で有りたいと願う。
それこそが本当の意味でのプロフェッショナルだと私は位置付けている。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿