2012年5月30日水曜日

指導者が行うは指導であり命令に非ず

軍国主義の時代ならまだしも民主主義となり久しく有る現代において号令一下、命令で人を動かす事はできない。 『言う事を聞かせる』とは『社会的規範に準えて言う事を聞かせる対象が社会で困らない様にする為の指導』であり『自らの思い通りに動かす為の命令』では無い。 人はロボットに非ず、人は感情も理性も自尊心も持ち合わせ物言わぬ動物では無く物を言い解する能力を持ちし知的生命体である。 『自分の欲求において言う事を聞かせる為の命令』で人は動かじ、『その人をよりよく導く為の導き』においてのみ人はその人の意見に従う。 我は誰の命令にも従うつもりは無い、例え相手が国家権力であろうが悪漢で有ろうが我が自尊心において命令に従うつもりは更々ない。 されど我を思い我を良き導きにおいてより良き方向へ進ませんが為の讒言、忠言、苦言なれば素直に従い改善すべき事は改善し努力をする物である。 いきなり見ず知らずの者が我が前に現れ自らの権力や暴力で従わせようとしても無駄な事である。 我が生命を落としてもその命には従わじ。 その気概でもって権力や暴力に訴え従わせようとする輩に立ち向かえば相手も無理に従わせようとはせぬ筈。 人は無理だと解った事に時間を割く事をせぬ種族である。 その気概を常、我が心の中心におけば虐めや誤認逮捕やセクハラ等あらゆる犯罪はかなりの確率でその発生率を落とす事が出来ると確信す。

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