常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年5月24日木曜日
昼下がりのお気楽極楽常態行動心理学の会in大阪
と言う事で去る4/28大阪は梅田 ミルフェスト北堀川にて『第一回 昼下がりのお気楽極楽常態行動心理学の会』in 大阪が開催されました。
何分急遽開催が決まり準備期間が二週間余りしか無いというタイトなスケジュールな中着々と準備を進めて参りました。
何せ退院後初の遠出且つ二年振りの心理学講師再デビュー故に嫌が上にも緊張は高まります。
緊張の余りお腹を開催日を間近に控えた二日前に壊しストッパを飲み何とかお腹のゴロゴロを抑えながらの上阪です。
当日は晴天に恵まれ我が再デビューを天も祝ってくれているかのようでした。発車二時間前から支度を始め駅に着いたのは発車一時間前。
今回の主催者永井ファミリーへお土産の山口名産生外郎と河豚ヒレ酒を購入しホームへ。気を落ち着かせる為に葉巻を一本吸い心を落ち着かせます。
駅のサポートの木村君と何気ない会話を楽しみ何とか気を落ち着かせます。
そして乗車、朝ご飯抜きで来たので小腹が空きホット珈琲と黒糖ドーナツを車内販売で購入し車窓を眺めながら軽めの朝食を取ります。
その後広島、岡山、新神戸と段々大阪が近づくに連れ不安も増大(^^;;
トイレに立ち個室へ戻り何度も読み合わせをします。
そして新大阪到着
図らずもサポートに来て下さったのは何時も新大阪下車の際お手伝い下さる駅員さんで心強さを感じました。
その後市電で大阪駅へ、電車下車時大阪のおばちゃんがお手伝いを申し出て下さったのがとても印象的でやはり人情の街大阪だなと痛感。
改札を出たらすぐ今回の主催者の永井御夫妻のお出迎えを賜りました。
『ローマの休日』のオードリヘプバーンを彷彿とさせる絶世の美女りよこさん、そして『スーパーマン』のクリストファー・リーブを彷彿とさせる筋肉隆々のナイスミドル正信さんと対面。
浪速の商人というより西洋の邸宅の資産家夫妻という感じの威風堂々とした感じを受けました。
『夫唱婦随』と言う日本古来の夫婦の理想の形が此処にはまだ残っていました。
旦那様は奥様を労わり奥様は旦那様に従い見ていて気持ちの良くなる又自分が所帯を持った時はこういう夫婦になりたいと言う正に夫婦の雛形と言っても良い御夫婦であられました。
そのままタクシーに乗り込み本日の講演会場へ。
車中色々とりよこさんから御質問をされましたが我々当事者でも中々知らない病状の事とかも良くご存知で敬服の至り。
正信さんはその間黙って我々の会話をお聞きになり途中絶妙の合いの手を入れられ夫婦の間という物の妙を感じさせて頂きました。
年輪を重ねた夫婦でないと絶対に醸し出す事が出来ない"間"が確実に存在し夫婦とはかくあるべしというお手本を見せて戴けました。
そして会場へ到着。
まだシートを被せたままの本当に出来たてホヤホヤの『ミルフェスト北堀川』は永井御夫妻の様々な思いが込もった素敵な場所。
低床でハンディーキャッパー用トイレも完備で設備は充実しています。
20名様位なら余裕で入れるスペースで会議やセミナーには打って付け。
こんな素敵な場所でのこけら落としは嫌が上にも緊張は高まりますw
そうこうしている内に御息女登場。
アジアンアクトレスを彷彿とさせる彫りの深いお顔立ちとスーパーモデル並みのナイスバディ。そしてコケティッシュな可愛い御性格。
殿方なら誰もが彼女の魅力の虜となる事間違いなしです。
心理学を専攻とされ心理学にも造詣の深い才女であられ後述のセミナーの質問タイムでも鋭い質問を受け四苦八苦する始末w
未だ少し開場迄に時間的余裕が有り永井様のお店をご案内戴きました。
通された場所は正に『西洋骨董品店(アンティークショップ)』と言う言葉がぴったりの場所で日本古来の質屋のイメージが一新されました。
棚に飾られた品々もブランド品を中心にバラエティ豊かな品揃え。
これが全て来店不要でネット購入できるというから便利この上なし。
『質屋の商品は一寸…』と尻込みをされる方は先ず店頭に足をお運び下さい。其処は完全に日本とは異なる西洋の空間です。オードリーヘプバーンを彷彿とさせる美人店主が貴方をお待ちしています。
スタッフも店主同様一流のスタッフが揃っています。
痒い所に手が届く接客と懇切丁寧な商品説明はきっと貴方の購買欲を満たしてくれる事間違いなしです。
閑話休題
そして会場には続々と人が集まって参ります。
と言っても今回は告知が遅く何せ急でしたので人数はそれ程でもなくアットホームな感じの和気藹々といった座談会形式のセミナーでした。
感動したのは永井様のお知り合いのトレーナーの尾上先生が態々不参加であるにも関わらず講習料を届けて下さった事。
幸甚の極み此処にと言う感じで御座いました。
そしてセミナーが開始されます。
最初りよこさんの方から簡単な自己紹介を賜ったのですが本稿で触れようと思って居た事の幾つかを先に言われあれは正直焦りましたw
今回はiPad二台を用意し一台は原稿読み上げ様に、今一台はPDF化した資料を聴衆者方々にお見せしよりグラフィカルに視覚的理解を強めようとする試みでしたが何せ始めての事。
原稿を読みながら今一台を手動操作故中々思うように行かず後半は全く資料を使わず喋り倒すと言う力技(笑)何の為の準備だったかw
内容は今回の私のガス壊疽罹患から克服迄の経過報告に常態行動心理学を絡めると言った内容で有り初心者にも解りやすい内容としました。
聴衆者方々もお医者様、コンサルタント業の方、我が亡父と同じ建築関係の方等大変バラエティーに富んだ聴衆者方々でその分質問も多岐に渡り講師泣かせとなりました(笑)
されど会其の物はとても盛況で様々な質問が質問タイムでは飛び交い大変有意義な二時間を過ごさせて戴きました。
拍手喝采を受け会場を後にし連休初日という間の悪さも手伝い何処もお店は休業で時間的制約も有り永井様のお家で軽くお酒をという事で会場横の永井様のご自宅へ通されました。
これが又凄い(^^;;
私は御自宅にプライベートバーが有る家に始めて通されましたw
何せ二回以上来客された方はボトルキープができるというのですからその凄さが伺えます(^^;;
部屋に飾られし調度品も一級品ばかり。
とても貧乏人の私には手に入れる事は愚か触れる事すら叶わぬ逸品揃い。
そんな場所でお酒を頂戴致しました。
永井様のお母上様にもお目通りが叶い流石お生まれの良さが滲み出る福々しいお顔立ち。立ち居振る舞いも穏やかで菩薩を思わせる様。
りよこさんの人格形成に多大なる影響をお与えになられたであろう事は見ていて直ぐに解ります。
お酒の席は先程迄の凛とした御夫妻とは違った又新たな一面を垣間見せて戴きました。りよこさんは如何にも関西人らしい明るさで場を和ませ絶妙なツッコミがご主人から入る。それを微笑ましく見つめるお母上様とご息女。見ていて心がほっこりする空間を演出下さいました。
その後お土産にと正信さんの会社で作られし法善寺横丁の『夫婦善哉』という名のお善哉と『炭酸せんべい』という名の薄焼き煎餅を頂戴しました。
この『夫婦善哉』は大阪の超長寿番組『新婚さんいらっしゃい』にも提供されている逸品。
大阪人ならその名は誰もが知っている所。
所謂善哉ですが中身が普通のお善哉とは全然違います。
何せ昔は宮中へ献上されていた「丹波大納言小豆」を贅沢に使用。
ふっくらとした柔らかい食感と爽やかな嫌味のない上品な甘さは正に宮廷献上品の風格を醸し出しています。
求肥餅等余計な物は一切無く純粋にお善哉の味を堪能出来ます。
お好みで焼き餅をいれても又違った味わいが楽しめるかと思います。
寒い時期にぜひ『御夫婦』乃至は『カップル』で戴きたい逸品です。
今一つの『炭酸煎餅』も又老舗の逸品です。
鉱泉と認定された飲用にも適応すると認められた炭酸水を利用して作られた物がサイダーと炭酸煎餅です。サイダーは明治34年に日本で最初に有馬の炭酸泉を利用して作られました。サイダーは大正15年(1926年)まで有馬で製造されておりましたが、現在は製造されておりません。
炭酸煎餅は明治40年頃当店三津森本舗の創業者三津繁松が大阪慈恵病院院長緒方惟準氏(江戸時代に適塾という蘭学塾を開いた緒方洪庵の次男で有馬温泉の風光を愛し度々有馬に逗留された) と風早次郎氏(兵衛旅館当主)の指導を受け炭酸水を利用して煎餅を作る事を工夫を行っていたが、焼き上がりが中々上手く行かずそこで吉田由兵衛(吉高屋当主)の助言を受けて薄く焼き上げる事に成功。炭酸煎餅の原材料は小麦粉、片栗粉、砂糖、塩を炭酸水で練るという単純なもので薄く焼き上げてあるのでお腹に優しい食品として製造当初は離乳期の赤ちゃんや病後の老人食として緒方先生の病院などで採用され喜ばれた。
それが後に有馬温泉の特産土産品となるのですが、有馬郡誌には炭酸煎餅は炭酸水を原料にして、数種の滋養成分を加味調和して製造し風味淡白、滋養豊富な土産用として好適の品であるとしている。
その名の通り炭酸を使用している為他の煎餅と比べて明らかに食感が軽く薄焼きなので甘党じゃない人も幾らでもいけちゃう美味しさです。
日本茶でも珈琲でも紅茶でも飲む物を選ばない正に日本が世界へ誇れる日本の和菓子の逸品だと思います。
そして別れの時。
タクシーに乗車し見えなくなるまで御一家で手を振って見送って下さいました。今回は日時と時間の都合でゆっくりとできませんでしたが次回は時間確保をしゆっくりと又訪れて見たいと思いました。
以上『昼下がりのお気楽極楽常態行動心理学の会 in 大阪』レポートでした。
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