常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年5月30日水曜日
心理職は有難られる仕事に非ず恨まれて嫌われてナンボの商売ですw
『解らないから聞いているんです。解って居たら聞きません』と人を睨みつけ憤怒する同胞。
『人に聞く前に自らで考えたか?自らで調べようとしたか?考えもせず調べもせず、それで理解なんぞ得られるか!棚から牡丹餅欲しけりゃ他所へ行け。此処はお馬鹿の来る所じゃねぇ。此処は本気で自分と向き合い本気で自分を変えたい人間が来る所だ。そういう人間には助力は惜しまんよ。されど自ら努力せず他力で事を成そうとする怠け者が来る所じゃねぇ。後はテメェで考えやがれ!』私は一喝しその場を後にした。
数日後頭を冷やした彼が頭を下げに来た。
されどその目はギラギラと燃え盛り復讐心に燃えていた。
"絶対コイツを負かしてやる、絶対跪かせてやる"と言う闘志に燃えていた。
私の読みは見事的中。
彼の自尊心を敢えて傷つけやる気を起こさせるやり方。
それからの彼は見違えるようにめきめきと成長を果たして行った。
と、同時に最初復讐心に燃え私を打ち負かそうとする闘争心は消え穏やかな満ち足りた表情へと変わって行った。
我が門を去る日彼はこう言った。
『先生は敢えて俺を怒らせ先生を憎ませてその事でやる気を起こさせ病を克服する方向へ導いて下さったんですね。自らが恨まれ疎まれ悪評を立てらられる事も厭わずに。それは御自身に自信がお有りだったからですか?』
『いんにゃ、自分に自信なんぞある訳がない。俺にあるのは相手に対する絶対的な信頼とそれを信じる心だけさ。きっと君は我が言の意味を汲み取り行動してくれるという思いだけさね』。
『先生…』
今彼は教壇に立ち生徒を教え導く仕事に就いて居る。
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