常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年5月31日木曜日
常態化の最も恐ろしい事は『知らない事』である。
例えば人間誰しも中々止められない癖という物がある。
親から受け継ぎし負の遺産たる生来的な物も有れば己の生活習慣の中で身につきし学習的な常習性を持っている物も有る。
例えば言動や立ち居振る舞い、思考性は前者、嗜好性や常習生行動等は後者と成る。
中々改善できない物も有れば割と簡単に改善できる物も有る。
止めたいけど中々きっかけが掴めず辞められない人。
何度も辞めようとトライし短期間なら可能だが又、それを過ぎたらやっちゃう人。
上記の人々は安心です、まぁ決して良い事じゃないけど悪い事じゃない。
きっかけさえあれば辞めれる人。
短期間禁止が出来たのだからそれを基盤とし徐々にその期間を延長して行けばいい。
上記の方々には私は『二択改善法』をお示ししている。
つまりこれは無理だけどこれは辞められるとその選択肢をどんどん狭めるやり方。
最初は簡単な物から始め"努力をすればやめられる"と言う常習性(常態化)を作って行く。
それを五感で感じて貰い"辞められる脳"を作っていく。
そして最終的には本来的に辞めたい物と比較させやめさせていく。
人間誰しも"命"と引き換えれば大抵の事は止められますw
されど其処にいきなり持って行くのでは無く先ず"辞められる脳"を作る事が大事。
人間誰しも"基盤"が出来ればそれを維持したいと思う生き物です。
苦労して作った"基盤"を悪癖の為に壊す事は愚行であり賢者が為さる事に非ず。
一番厄介なのが"何故止めなくては行けないのか?"を知らない、乃至は理解できない人で有る。
そういう方には『五感体験法』にてそれを辞めない限り常、目の前に"生命危機"が及ぶ事を五感で感じて戴きます。
最初は危険度小から危険度大迄段々危険度Levelをあげて行きます。
人間誰しも迫り来る恐怖程怖い物はありません。
そういう"目に見えない恐怖"と引き換えに悪癖を辞めて貰うやり方です。
されどこれは危険を伴い下手をすると別の病を引き起こしかねないのでやる時には細心の注意を払い専門家同席の上で行う必要が有ります。
悪癖は必ず治ります、先ずは御相談下さい。
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