常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年3月25日日曜日
『病院』は『治癒所』であり『楽園』であってはならない
『病院』は『治癒所』であり『楽園』に非ず。
完全看護を謳い誠心誠意同胞に尽くすは病を治し社会復帰乃至は自宅へホームへ戻さんが為。
同胞にとって『居心地の良い場所』であってはならない。
三食昼寝付きで看護師の対応も良ければ『居心地』は良くなる。
されどそれは同胞の『病を治して早く帰りたい』という気持ちを削ぎ病院本来的な『社会復帰』を果たせなくなる事に繋がる。
更に『三食昼寝付きで居心地が良い場所』が常態化すればあれこれ難癖を付けて病院から出たくなくなり我儘を助長させる事にも繋がりかねずそれは社会システム崩壊にも繋がりかねない。
何故なら『看護師はああしてくれたのにここはしてくれ無い』と心得違いをする愚者が出ないとも限らないからだ。
その意味で『病を治す為誠心誠意尽くして下さったがもう逆戻りは勘弁』と言う風にせねばならないと思う。
私自身私の治癒所が『病を治す場所』であり『憩いの場所』とならぬよう最善の注意を払っている。
それは治癒者、同胞双方の為である。
時には『千尋の谷』に涙を流しながら突き落としその場を去る厳しさも治癒者には求められるスキルなのだ。
大変悩ましい問題なのだが(^^;;
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