2012年3月25日日曜日

『病院』は『治癒所』であり『楽園』であってはならない

『病院』は『治癒所』であり『楽園』に非ず。 完全看護を謳い誠心誠意同胞に尽くすは病を治し社会復帰乃至は自宅へホームへ戻さんが為。 同胞にとって『居心地の良い場所』であってはならない。 三食昼寝付きで看護師の対応も良ければ『居心地』は良くなる。 されどそれは同胞の『病を治して早く帰りたい』という気持ちを削ぎ病院本来的な『社会復帰』を果たせなくなる事に繋がる。 更に『三食昼寝付きで居心地が良い場所』が常態化すればあれこれ難癖を付けて病院から出たくなくなり我儘を助長させる事にも繋がりかねずそれは社会システム崩壊にも繋がりかねない。 何故なら『看護師はああしてくれたのにここはしてくれ無い』と心得違いをする愚者が出ないとも限らないからだ。 その意味で『病を治す為誠心誠意尽くして下さったがもう逆戻りは勘弁』と言う風にせねばならないと思う。 私自身私の治癒所が『病を治す場所』であり『憩いの場所』とならぬよう最善の注意を払っている。 それは治癒者、同胞双方の為である。 時には『千尋の谷』に涙を流しながら突き落としその場を去る厳しさも治癒者には求められるスキルなのだ。 大変悩ましい問題なのだが(^^;;

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