常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年8月10日金曜日
『容認』は『継続』である。
親や教師や上司等社会的地位が高い者から理不尽な扱いを受けたとします。
その際貴方ならどうしますか?黙って受け入れますか?それとも反抗しますか?
私はそのどちらも選ばない、マハトマ・ガンジーのように『非暴力・不服従』を貫きます。
つまり相手に喧嘩は売らないけれど理不尽な扱いを受けた事を心の中で完全否定し絶対に肯定しません。
実はこれとても重要な事なのです。
『理不尽な扱い』に対して『肯定』してしまうと脳はそれを『正当化』し納得させます。
されどこの『正当化』は勿論間違いであり『不当』な物です。
自らが傷つき損益を被る事を逃れる為の『自己防衛策』。
されどそれを脳は『肯定』し後へ『継続』していきます。
つまり自らが上の立場に立ち指導する側に立った時同じ行為を繰り返す危険性があるのです。
それは自らが受けた『不当な扱い』を『肯定』してしまったが故の過ち。
そしてこれが『DV』の正体でも有ります。
嘗て親から受けた『理不尽な扱い』を『理不尽』とせず『肯定』する事で心の逃避行動を起こせばその場は楽ですがそれが脳に『正しい事』として認識され又、自らの子にDVを繰り返してしまうのです。
それを防ぐ為には表立って反抗はしなくても良いが決して心でそれを『肯定』せず『拒否』する事。
その事により脳は自らが受けた『不当な扱い』を『間違い』と認識し同じ場面に出会った時の歯止めと成ります。
どうか『不当な扱い』を『肯定』しないで下さい。
貴方の為そして未来の担い手の為に。
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