2012年8月12日日曜日

『歴史』に『正史』は存在しない。

『ツタンカーメンの謎の死』についてのドキュメンタリーを見た。 確かに現代科学の最先端の研究により今迄明らかにされなかった部分が明らかにされ新たな事実や解釈も生まれてきた。 だがそれら全ては『憶測』に過ぎず『想像の域』を脱する物ではない。 確かに『科学は嘘をつかない』。 されどその科学を作った人は平気で『嘘を付く』。 まして現代解釈と当時の解釈では大きな隔たりがあって然るべき。歴史書や壁画の解釈も当然今と昔とでは大きく異なって然るべきである。 『真実』は一つ…では無い。 『真実』はそれを『真実』だと信じる人の数だけ存在する。 嫌、もっと正確に言えば『真実を真実だと信じない』人の数も又、今一つの『真実』としてカウントされるべきものであろう。 『歴史』を作るのは『人』である。 そして『人』と言う存在が『不確かな存在』である以上その『人』が紡ぎ出す『歴史』も又、『確かな存在』ではない。 只、唯一確かな事、それは『在った』と言う事だけである。

0 件のコメント:

コメントを投稿