常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年8月23日木曜日
血圧測定は毎日やる物ではない。
健康の為乃至は医者に言われて毎日血圧を測る方が居られるが常態行動心理学的には余りお勧め出来ません。血圧はご存知位のとおり毎日少しずつ推移します。
夏は最高血圧が上がり冬は最低血圧が上がりやすくなります。
又、日本と諸外国では測定基準値が異なります。
それは測定の仕方が違うからでは無く体格の差からくるもの。
実はこの体格差と言うのが血圧においてはかなり曲者なんです。
同じ屋根の下同じ物を毎日食べても体格の良い人とそうでない人は血圧に差がでます。
勿論高コレステロールの物や脂肪分の高い物を継続して多量摂取とかそういう場合を除いてです。
心臓から血液がでて血管をめぐり心臓に戻る。
その間の血流の流れを測るのが血圧です。
体格の良い人は心臓から出て心臓に戻るまで時間がかかります。
そうでない人は体格の良い人より時間は短縮出来ます。
その差が血圧の差となって出ます。
つまり毎日血圧を測っていても体格差により数値にバラツキが有るわけです。
本来ならば個々人の基準値を求めそれで測るべきですがそうも言ってられないので平均値を取ります。
ですがこれも又、地方と中央では気候変動や気温差の関係で違いが出るので基準値は算出しにくいのが現状です。
毎日血圧を測りその結果に一喜一憂する。
それが常態化し血圧を図らないと落ち着かなくなる。
その落ち着きの欠如が血圧の変動率をあげる。
これでは血圧を測る意味がなくなります。
おかしいなと言うのは人間は生来的な勘で体の不調は解ります。
それで始めて血圧を測っても遅くは有りません。
毎日規則正しく血圧を測る事が血圧の安定を妨げているとしたらそれでも貴方は血圧を図り続けますか?
測る事で心の安定を得るより日頃の生活を改善していく事で安心を得る方を私はお勧めします。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿