2012年8月21日火曜日

常態行動と自己表現

自己表現を見ていると色々と面白い事に気付く。
例えばフォトアルバム。

私のように毎回自分が食べた物を日記代わりに載せて居る人。
気に入った品物を宝箱のように載せて居る人。
ウケ狙いのジョーク写真を沢山載せて居る人。
そしてセルフポートレイトを沢山載せて居る人。

それぞれがそれぞれの持つ個性が現れていてとても興味深い。
人が何を思い何を撮り何を載せているか?


実は此処にも常態行動の妙が有る。

被写体が物に向いて居る人は方向性及び視点が外に向いている。
被写体が己に向いて居る人は方向性及び視点が内に向いて居る。

ではその違いはどこに有るか?

実は視点が外へ向いていても内へ向いていても実際は同じ。
それは”自分探し”である。

大抵セルフポートレイトが多い人は自分が好きな人が多いと思われ


がちだが実際は異なる場合が多い。
本当に自分が好きな人は実は余り自分を撮らない。

生物学的に犬が骨を地中深く埋めるように本当に好きな物は隠す習

性が人間にも他の動物同様本来的に備わっている。
セルフポートレイトが多い人は本当は自分が余り好きではなく自分

に自信が無くだからこそ多くの自分を撮り自らの多面性を知り多角
的に自分自身を見て『自分が好きな自分』を探している。
翻り被写体が物に向いて居る人は実は”自分自身”を表している。

何を選び何を撮り何を載せるか?
そこには必ず”個性”が出る。
その”個性”を示す事はその人の人となり、
つまりアイデンティティーをどの様に示すかが隠されている。

セルフポートレイトが多い人はナルシストな人だと考えるのは実は

早計で案外自分が嫌いで自分が好きな自分を探して居る人が多いの
である。

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