常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年8月25日土曜日
『認めたくない事実』こそ認めるべきである。
『私病気じゃ無い、先生はそんなに私を病気にしたいの?そんなにお金儲けたいの?私は先生のもう患者じゃない。私を患者にしないで!』
数日後彼女は飛び降り自殺を計った。
幸い落下地点が芝生の上だったので骨折だけですんだ。
私は直ぐに病院へ見舞いに行ったが門前払いを食らった。
相手方の言い分では私が彼女を追い詰め自殺に追い込んだと。
両親は私の言葉など耳を貸さず病院から追い出された。
其の夜一人で酒をのみながら同業者の知人に昔言われた事を思い出した。
『世の中お前みたいに心の強い奴らばかりじゃない。圧倒的に弱い奴らの方が多い。弱肉強食の世界、気を張ってなきゃ生きてられない。お前の優しさが時に仇となる事も有る。俺ら仕事以外で人の心を中を見ちゃいけない。そうでなくとも俺らはそういうのを肌で感じ取る仕事をしているんだ。仕事以外でも人の心の中見てちゃあこっちが身が持たんさ。まともじゃない奴程自分をまともだと言い張りそれを認めたがらない。それを認めない事自体が既にまともじゃないんだがな』
あれ以降仕事以外で人の心を中を見る事をやめた。
止めた筈だったんだがなぁ…。
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