常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2012年8月7日火曜日
因果応報
その男は私が生まれて以降知る史上最低男であった。
きっかけは私と同じ力を持つ女性のメンタルケアを受け持った事から。
彼女は言霊士で有った。
言霊士…自ら発した言霊(言葉)を現実にする力を持った人。
実は潜在意識学的及び常態行動心理学的には特別能力者では無い。
人間は繰り返し同じ言葉を吐く事で脳に言葉が擦り込まれその擦り込まれた言葉を実現させる方向に自らの行動を修正しその行動の修正により回りもその言葉通りになる場を作り出す能力を生まれながらにして有している。
言霊士はその能力が生まれ持って飛躍的に高い人と言うだけ。
例えば『あの子風邪になって休んじゃえばいいのに』と言うとその通りに翌朝風邪を引いて子供が休むようになったりという事。
これはそれ以前にそういう傾向が既に存在しそれを察知する能力に長けているだけである。されどそれを言葉にした人間はそれが解らないので自分が言葉を発したせいで風邪を引いてしまったとおもいこんでしまう。
私が診た同胞もそんな女性で有った。
過去そういう事が何度も有ったので怖くなり自ら言葉を強く発する事を控え地味に生きてきた。だが大人となり或る男性に恋をした事から彼女の不幸は始まった。
彼女が好きになった男性は同じ会社の同僚。
されど彼は同じ会社の彼の居る階の上の階と下の階それぞれに女が居て他にも十数名彼女が居た。
途中からその事に気付くも時既に遅し。
本気で好きになっていただけにショックも大きかった。
言霊師としての自分の力が感情の爆発と共に発動するのを恐れ会社を退社するも彼への怒りは増大する一方。
そんな時偶々ネットで私の存在を知りヘルプが来た。
私は先ず彼女に我慢しないで良い事を教えた。
彼女の能力は正しい事に使えば人助けも自分自身の能力を伸ばしもっと魅力的な女性にする力も有して居る事を教えた。
そして彼女自身を自信に満ち溢れた素敵な女性とし元カレに彼女の威光を見せ付け袖にする事で彼女の積年の恨みを晴らす方向に持って行った。
そして…私の思惑通り事は運び彼女は数ヶ月で見違える程自信に満ち溢れた素敵な女性となっていった。
そして天は見事に元カレに罰を与えた。
或る時、何故か当時交際していた女性全員に一斉送信メールが届き一箇所に呼び出された。勿論同じメールを元カレも貰って居た。
まさか交際相手全員が来るとも知らず彼はのこのこやって来た。そして其処には彼女方々が全員揃い修羅場とかしていた。
そのまま逃げ帰ろうとした刹那、一人の女性が彼を見つけ叫んだ。
それから後の事は御想像にお任せしよう。
その後彼は持病のアトピーが悪化し入院。
更に退院後交通事故に遭い他界したと風の噂に聞いた。
『因果応報』
この言葉はその元カレにこそ相応しい言葉で有った。
その後言霊師の彼女は新しい彼を見つけ結婚。
今は二児の母となったと言う事である。
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