身体欠損に於いて最も大変な事は身体欠損という身体的事実よりも『身体を欠損している』という心理的事実の方。
それは今まで其処に存在している事が当たり前であった物が突如失われ嘗ての脳内情報と現実の現状情報が異なりその事で脳が誤動作をする為。
これも又常態化の招く恐怖。
されど身体欠損状態が長く続けば今度はそれが常態化され色々と創意工夫出来る様になり最初の頃のような不便さを感じなくなる。
これも又、新たな脳内情報を得てアップデートされ誤動作が正常動作に変わる為である。
今回片足切断という事態と成り自らの心理的推移を分析した結果に基づいている。
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