常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2013年12月16日月曜日
昨今の雪山登山遭難者続出理由を常態行動心理学的に解析する♪
本日は『遭難』についてのお話。
先だって海外登山客の日本国内での遭難事故が報じられて、間も無く、雪山登山の遭難事故が相次いで発生しています。
海外登山客の場合は日本登山の経験及び知識及び認識不足がその主な原因だと考えられますが日本人登山客の場合、登山行為自体が常態化しているか、否か、それが細胞レベルで記録されているか否かが生死の分かれ目と言えるかと思います。
我が父母の時代は戦時中で田舎でもあり高層ビルもなく山や川等自然に囲まれた中で育ち素足で山や川を遊び場として居た時代。
五感で山や川の情報を常、集め収集出来ていた時代の人間です。
体力は経年により軽減しても遺伝子情報として細胞レベルで五感から収集した情報は身体中に伝達されており咄嗟の判断力が効きます。
翻り海外登山客や日本人の若年登山客はその経験がなくそれ故に山の厳しさを体感していない分充分注意をして登らないと遭難をしてしまう可能性は高くなります。
幾ら大学生でも社会人でも生まれ持って登山経験がある人と比べればその差は歴然です。特に冬山は低い山でも天候は変わりやすく危険を伴います。
その辺りを登山を計画する方々は熟慮戴き二度と遭難被害者を出さないよう尽力をお願いしつつ今日も元気に頑張りましょう。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿