常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2013年12月18日水曜日
才能と犯罪の狭間にある常態行動心理学的理由について♪
本日は『才能』に関するお話。
先日、漫画家に対する不正行為で男性が逮捕され、その理由が『自らが好きな漫画に対する自分の才能の無さから歪曲された感情を漫画家にぶつけた』という物でした。
実はこれ、ストーカー犯罪を侵す犯罪者心理と同じでもっと広義的に言えば犯罪者が犯罪を侵す心理でもあります。
我が2000を超えるオリジナル心理学の一つ、『常態行動犯罪心理学』においては『常態行動』から犯罪者の犯罪真理を紐解く物であり警視庁と連携し犯罪抑止のお役に立てて頂いております。
犯罪者が犯罪を犯す大元は『自己の誤認』が原因です。
先の事例に関しても『私には漫画の才能がない』事が犯罪を犯す原因とされていますがこれは間違い。
彼の誤認は『彼独自の漫画の世界の構築の失敗』なのです。
漫画家が須く『絵が上手い』訳ではありません。
中には絵と作が分かれ、作だけで食っている人もいます
。彼らも一様に『漫画家』と呼ばれています。
漫画家等の創作家に求められるのは飽くまで『独創性』でありその中にある『売れる要素』です。
どの世界にも『二匹目の泥鰌』は居ません。
その『独創性』を知る為には『自己の多面性』を知る事です。
我々心理職は受刑者の再犯抑止に対して『自己の多面性』をお教えする事で貢献しています。
これからも私は多くの受刑者方々に『自己の多面性』をお教えする事で犯罪抑止に努めたいと思いつつ今日も元気に頑張りましょう。
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