2013年12月19日木曜日

常態行動心理学的罪と罰解釈について!?

『常態行動心理学的罪と罰解釈』 罪は償えば消える…嫌、消えません。 罰は受ければ消える…嫌、消えません。 罪も罰も其れを犯した人間とその被害者の中でそれらが消えない限り消えません。 誰かを守る為に犯した罪は時として赦される場合があります。 されど自らの保身の為に犯した罪は例え刑罰を受けてもその罪は決して消えません。 何故なら被害者やその家族の″思い“が有るからです。 法治国家においては多くの場合、法的“罰“を得て出所すればその″罪″ は消えると考えられています。 されど″人の思い″はそんな簡単に消える物ではありません。 我が元には“罪“を償い“罰“を受けても尚、消えない“心の傷“を負った多くの方々が来訪されます。 我々が出来るのはその人の心の傷を癒す事だけ…ではありません。 共に泣き共に苦しみ共に怒り共に笑う事、それが我々がすべき事です。 そして何より大事な事は我々自身が彼ら彼女らの″怒り″を決して忘れない事です。 彼らの“怒りの記憶“を残してあげる事です。 それが我々心理職が″犯罪被害者遺族″に出来る唯一の事だと思います。 何より“犯罪被害者“に同じ″罪と罰″を与えさせない事です。 新たな“罪と罰“は更なる“罪と罰“しか生み出しません。 そうなればこの世は″罪と罰″で溢れ返ってしまう。 そんな世の中にだけは絶対すべきではありません。 我々はこれからも“犯罪被害者の怒りの記憶者“でありたいと願います。 我々がしっかりと“怒りの記憶“を受け継ぎます。 だから“笑顔の記憶“を後世に残してあげてください。

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