常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2013年12月19日木曜日
常態行動心理学的罪と罰解釈について!?
『常態行動心理学的罪と罰解釈』
罪は償えば消える…嫌、消えません。
罰は受ければ消える…嫌、消えません。
罪も罰も其れを犯した人間とその被害者の中でそれらが消えない限り消えません。
誰かを守る為に犯した罪は時として赦される場合があります。
されど自らの保身の為に犯した罪は例え刑罰を受けてもその罪は決して消えません。
何故なら被害者やその家族の″思い“が有るからです。
法治国家においては多くの場合、法的“罰“を得て出所すればその″罪″
は消えると考えられています。
されど″人の思い″はそんな簡単に消える物ではありません。
我が元には“罪“を償い“罰“を受けても尚、消えない“心の傷“を負った多くの方々が来訪されます。
我々が出来るのはその人の心の傷を癒す事だけ…ではありません。
共に泣き共に苦しみ共に怒り共に笑う事、それが我々がすべき事です。
そして何より大事な事は我々自身が彼ら彼女らの″怒り″を決して忘れない事です。
彼らの“怒りの記憶“を残してあげる事です。
それが我々心理職が″犯罪被害者遺族″に出来る唯一の事だと思います。
何より“犯罪被害者“に同じ″罪と罰″を与えさせない事です。
新たな“罪と罰“は更なる“罪と罰“しか生み出しません。
そうなればこの世は″罪と罰″で溢れ返ってしまう。
そんな世の中にだけは絶対すべきではありません。
我々はこれからも“犯罪被害者の怒りの記憶者“でありたいと願います。
我々がしっかりと“怒りの記憶“を受け継ぎます。
だから“笑顔の記憶“を後世に残してあげてください。
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