常態行動心理学者の瀬木と申します。 ”常態行動”とは人間が普段、無意識的に行っている行動の事。 例えば朝起きて歯を磨き朝食を食べ、仕事をして、昼食を食べ、仕事再開し、帰宅、夕飯食べて、歯を磨いて寝るという一連の行動形態の事を指しています。 その”日常生活の無意識行動”の中に実は様々な問題が内包されている事に多くの方は気付いておられない。その諸問題を解決する為、何かと難しいと思われている心理学と言う分野を解り易く生活に根ざしたテーマを元に説明させていただきたいと思っています。
2013年12月7日土曜日
常態行動近接距離心理学について♪
人にはそれぞれ固有の『生活時間』と言う物がありその優先順位はその『生活時間』の管理者にその決定権がある。
その『生活時間』の『優先順位』の付け方には個人差が有り、その人が生きてきた過程の中で学び修得してきた経験により導き出される物である。
同時に人には固有の『パーソナルスペース』という物が存在する。
アメリカの文化人類学者のエドワードホールが唱えたこの理論は人が圧迫感を感じる人との距離をその人との関係性から紐解いた理論である。
我が2000を越えるオリジナル理論の一つ『常態行動近接距離心理学』ではこれを常態行動心理学的に分析し、それが『生活時間』に及ぼす影響について論じている。
平たく言えば人が圧迫感を感じるのは何も物理的要因ばかりではないという事である。
精神的要因からも人は圧迫感を感じる事が有るというのが私の理論。
例えば相手がこの時間休憩時間だからと言って無遠慮に電話やメールをしてきて今時間があるんだから相手をしろと迫る行為は上記の『精神的要因』にあたる。
『休憩時間』は字面通り『休憩をする時間』であり『暇な時間』ではない。
次の仕事に向かう為の英気を養う大切や時間である。
その大切な時間を『休憩時間だから暇だ』と解釈するのは余りに思考が狭量的で利己主義的に過ぎる。
又、相手がどんなに切羽詰まっていてもその人の『生活時間』を奪う権利はない。
『生活時間』を奪われる事により発症する精神疾患も最近は急増している。
特に上司から急な仕事を押し付けられ休憩時間を奪われる若手社員にこの病の罹患者が多い。
そういう方には自己の多面性をお教えし心の逃げ場を作るよう御指導しつつそういう無理難題を回避する方法もお示ししている。
私は私の『生活時間』を最優先しそれを脅かす存在は徹底的に排除する。
それはその『生活時間』を守る事が結果的に『同胞の生活時間を守る事』に繋がる事を理解しているからである。
私はその意味でこれからも『メンタルタイムキーパー』でありたいと願う。
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