2010年10月25日月曜日

夫婦和合の心理学~或いはフェミニズム心理学~(加筆修正版)

大学時代フェミニズム(女性学)を専攻しておりました。
歴史的に如何に女性が社会の中で虐げられてきたかを深く学びました。

ウーマンリブの台頭はそんな女性たちの”魂の叫び”だと思います。
日本に於いてはオタカさん(土井たか子元・社民党委員長)が旗印となって日本に於ける女性の地位向上に一役買っておられました。

フェミニズムの日本に於ける旗手、上野千鶴子女史の著作も幾つか読ませて頂きました。
その上で私が夫婦和合について思う事…それは”男を立てなさい”という事である。

馬鹿な男ほど立てれば立てるほど周囲の目は立てられた男性ではなく女性の方へ向きます。
当然、評価も立てられた男性よりその男性を立てる女性の方が高くなります。

ある実例をもってお話しましょう、我がカップルがその典型にございます(笑)

我が愛方は私の数歩後ろを歩きご飯が運ばれてきたら私のメニューが運ばれてくるのを待ち私が誰かと話をしている際は黙って後ろに下がり話を聞いております。

その結果…どうなったと思います?回りの人間の評価はこうです。

”先生、あんな素敵な奥方様は何処探したって居ませんよ?奥方様あっての先生なんですからね。
 奥方様に感謝して下さいよ”と…(爆)。

普通の旦那なら”何を?!俺だって頑張ってるんだ”と息巻く所でしょうが私は違います。
”仰る通りにございます、わが愛方あっての私。それは重々承知いたしております”と(笑)

事実私がどんなに逆立ちしても愛方には勝てません^^;
勝とうとも思いませんし愛方には本当に心から感謝しております。

又、男性にも一言申し上げたい。
”奥方様に尽くしなさい、さすればきっと貴方を心から尊敬し愛してくれるでしょう”と…。

私はデート代は全額私が持っています。
食事代から移動に掛る運賃全てを私が賄っています。

愛方も勿論働いておりますがやはり収入差という物は如何ともしがたいです。
男性はお洒落にそんなにお金を掛ける必要は有りませんが女性はそうはいきません。

さすれば削れる所は極力削ってあげたいと思うのが人情と言う物。
故に私が出せる範囲内は私が全て捻出しております。

別のケースをお話しましょう。

ある老夫婦の話。

長年働き詰めだった夫婦の内、奥方様の方が病に倒れ半身麻痺に…。
自分が体が不自由になった事をとても悔いておられた奥方様は離婚を申し出ます。

その事でご主人が私の元へ相談に参られたときの事。
ご主人はこう申されました。

”変な話なんですけどね、私は妻の介抱が出来る事が嬉しくて仕方が無いんですよ。
 今まで家内には苦労の掛け通しでね、旅行一つ満足に連れて行ってやれなかった
 でも家内はそんな甲斐性なしの私に愚痴一つ零さず黙ってついてきてくれた。
 私は家内に申し訳なくてね…でも家内がこうなって私は長年の恩を返すチャンスだと思いましたよ。それにね、家内が病に倒れて家内の有難みって奴が痛い程解ったんですよ。だから私は死ぬまで家内の面倒は診るつもりでいます。嫌、みたいんです”と…。

衝立の向こうですすり泣く声が聞こえ旦那さんは怪訝な顔をします。
そっと衝立を退け奥方様とご対面…後は二人に任せ私は退出しました。

今はご主人の献身的な介護のお陰で自立歩行は難しい物の人の手を借りれば何とか外出できるまでに回復。朝晩の散歩が何よりの楽しみだと申されてました。

こうしてお互いがお互いを思い尊敬しあい愛し合えば自ずと夫婦和合の道も見えて来ると思います。

声高に女性の地位向上を訴える事も大事かもしれません。
でも性差(ジェンダー)が有る事がそんなに行けない事なのでしょうか?

私はそうは思いません。

男性が得意とする分野、女性が得意とする分野それぞれ違いますしそれぞれ違うべきだと思います。
その中でお互いが不得手とする分野を補い合い助け合う事によって其処に愛や友情が生まれる。

人類という括りで考えれば人類が共に助け合い尊敬しあい愛し合う事で歴史は刻まれてきたのです。
そしてこれからも人類はその歴史を刻み続けていくでしょう。

”愛は地球を救う”

使い古された言葉ですが私は存外外れてない気がします。

”汝の隣人を愛せよ”

主、イエスの言葉ですが私はそれを実行しています。

人類全ての人達がそういう気持で居るならば戦争はこの地球から無くなる気がします。
とても小さな運動かもしれませんがこれからも我々は我々の姿を通して”愛”を訴えていければと考えています。

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