2010年10月25日月曜日

年末年始の心理学~或いは集団心理の心理学~

普段冷静沈着で自分を見失わない人でも年末年始は気ぜわしく落ち着かなくなる物。
それは”集団心理”と”プロパガンダ”が働くせいである。

年の瀬ともなると普段忙しくしている人は元より普段暇している人でも気ぜわしくなる。
年賀状を買い求めたり、御節の材料を買い求めたり大掃除をしたり…。

又、新聞TV各メディアもこぞって大晦日やお正月はシーズンを盛り上げる放送や報道を繰り返す。
そうなると人はその目や耳やなど五感から入ってくる情報に惑わされ気分も気ぜわしくなる。

これが”集団心理”の心理学である。

某有名監督の芸人時代の名台詞ではないが”赤信号皆で渡れば怖くない”と言うのがある。
江戸小話の中にも皆で酒を一合ずつ持ち寄って皆で酒を沢山飲もうとする企画が持ち上がりその内の一人が”自分一人水を混ぜても解りはしないだろう”と一合の水を持参した。さて皆が樽に全ての”酒”を注ぎいざ飲もうと言う段になり口を付けた途端皆が一斉に吐き出したwそこにはとても純度の高い”水”が合っただけだったのだwつまり皆が”俺一人だけ水を持っていっても大丈夫”と思った為誰一人酒を持参せず、とても純度の高い水を飲まされたという江戸小話である。

これがめでたい事だから目くじらを立てずに済むがこれが人を殺める方向へ行くと笑って入られない。
一番顕著な例が”戦争”による集団心理である。

御国の為、天皇陛下御為と戦火の中で若い命が沢山散って言った。
特攻隊の事を諸外国では”チェリーブラッサム”と揶揄し決して理解出来なかったと言う。

あちらは”死ぬな生きろ”という御国柄、翻って日本人は”御国の為に命を捧げろ”という考え。
考え方の根本が違うのですから相容れるはずもありません。

しかし当時の若者はそういう周囲の”集団心理”に惑わされ或いは家族や大切な人の命を守る為自らの命を持って彼ら・彼女らの命を守り通したのです。

気分はお正月。

偶にはのんびりお家で家族の語らいを持つのも良いのではないでしょうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿