”え?美しい人は既に美しいんだからそれ以上する必要ないんじゃないの”というなかれ
存外”美しい人”の中には”自分が美しい”という風に認識をされておられない方が多い。
解りやすい例を以てご説明申しましょう。
”醜形恐怖症”で我が元を訪れたある女性。
モデル?って感じの超美女で凡そ”醜形恐怖症”には縁遠い方でございました。
ですが…刷り込みの恐ろしさってのは本当に怖い物ですね、しかも幼少期における物。
余りに美少女過ぎた故に幼少の頃よりそりゃあ酷い苛めに遭ってきたそうですよ。
勿論親は言いますよ”貴女は綺麗なんだから”と…。
でもその人には”親の欲目””親の色眼鏡”にしか聞こえなかったそう。
余りにも周りが”不細工”だの”醜い”だの連呼する物だからそれがその人の脳に無意識的に摺込まれ鏡に映る”本当の自分”ですら醜く見えたというから笑えない。
先ずは環境を変える事から私は始めました。
幾らこちらが”SEED療法”で逆洗脳しても環境を変えない限り又同じ事の繰り返し。
故に職場を転職させ場所も移し、昔の彼女を知らない場所へ移しました。
『籠の中の美しき鳥』そんな言葉がぴったりの方でした。
”醜形恐怖症”であるが故に親も心配して家から通える範囲内の職場しか行かせない
しかし周りには幼少期より彼女を苛め続けた人間が居る訳ですから悪循環です。
私は親御さんを説得し県外へ出す事を勧め、親御さんも不承不承ながら了承しました
そこからが私の独壇場です。
過日此方でもご紹介させて戴きました”セルフフォトセラピー”と”ボイスセラピー”に加え”ミラーセラピー”まで加えた三段構えで事に挑みました。
何故そこまでしたか?実は彼女結婚前で醜形恐怖症により自ら破談にしかけたから
それじゃあ彼女は元より今まで頑張って来た彼氏さんやその御一家にも不幸が…。
こんな綺麗な人を嫁さんに迎えられるならそりゃあ男冥利に尽きるという物。
料理も上手で性格も温厚、頭もきれるとなりゃあ非の打ち所がありません。
自らの”醜形恐怖症”という誤認識を除けば…。
数ヶ月間はそれこそ彼女と私の戦いでした。
彼女は認めない、私はそれを認めさせたい、そりゃあ修羅場ですよ。
でも私は諦めなかった、何度否定されても何度拒絶されても彼女の綺麗さを肯定し続けました。或る時…彼女の中である疑問が浮かび上がってきました。
”何故先生はあそこまで私の綺麗さに拘るのだろう?今まで周りの人は皆私の醜さばかり言って来たのに何故?もしかして…私は本当は不細工ではないの?”と…。
そう!この懐疑心こそが私が彼女に植え付けたかった物です。
それからは少しずつ私の言葉が”耳”に届くようになりました。
私の”本気”が彼女の”心の深遠部”に届き、”この人なら信じられるかも”と思い始めたから。恐らく彼女の中で始めて”人を信じる事が出来た最初の他人”であった筈。
其処からの彼女の変化は目覚しい物でした。
どんどん自らの”本当の美しさ”に目覚めて生きました。
そうすると後は放って置いてもどんどん前へ進んでくれます。
私の思惑は見事的中、その後彼氏さんと無事ゴールインし今は幸せな結婚生活を営んでいます。
おっと!実はこの話には後日談があったんです。
過日、その彼女さん(今は奥様)から連絡が在りました。
”先生、この間何年か振りに私を苛めた人に会ったんです。私怖かった恐ろしかった、でも先生の言葉を信じていってやったんです”アンタ目が悪いんじゃないの?そのコンタクトやりかえたら”と。すると相手は驚いた様子で言い返せなかったんです。私嬉しくて…やはり先生が仰ってくださった事は本当だったんだって始めて実感できました”
”おいおい、今まで信じてなかったんかい”というのは置いておくとして^^;
結構そういう”誤認識”をしている美女って私の周りにも沢山居ます。
勿体無いと思いませんか?本当は綺麗なのに、本当はイケてるのに…。
”綺麗な人を綺麗にするお仕事をしています”
その意味がやっとお解かり戴けたかと思います。
これからも私はこの仕事をずっと続けていくつもりで居ます。
”可愛いは作れる”じゃないですが”綺麗は認めさせる”で^^V
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