2010年10月24日日曜日

関係心理学~アナタが変われば周りが変わる~

我が元には年間を通して随分の方が来訪される。
その中には子供の心疾患を治して欲しいと子供さんと共に来訪される親御さんも多い。

大抵の場合そのお子さんに何らかの心疾患がある場合が多いのだが時には逆も…。
お子さんは正常だがご両親様には一寸異常が見られるというケースもままある。

しかしまさかご両親に”お子さんは正常です、寧ろおかしいのは貴方達の方、此処へ通うべきは貴方方です”とはとてもじゃないが言えません(笑)
(そんな事言った時点で恐らく相手は憤怒の表情を浮かべ出て行かれるか下手すれば侮辱罪で告訴されかねません、それはちと面倒なので^^;)

しかしそうといってそのままには捨て置けません。
お子さんは正常です、此処へ来ても意味が有りませんと言っても相手は納得しません。

何せ完璧に”自分の子はおかしい”と思い込んでいるのですから…。
この”思い込み”こそが実は一番厄介な代物。

そして更に話をややこしくしているのはこの”思い込み”が伝播するという怖さ。
親御さんがおかしいとその子たるお子さんまでおかしくなるケースも有ります。

人という字は互いが互いを支えあう形で成り立っています。
これは見方を変えればお互いがお互いに依存しあって生きているという風にも…。

もし依存する対象が間違っていればその間違った状態が移る危険性もあります…。
それでは正に本末転倒、私の仕事が余計増える結果となります。

ではどうするのか?此処でセラピストとしての”腕”が試されるのです。
御子さんを治す振りをしてお子さんと示し合わせて”親御さん”を変える。

御子が変わればその変わった御子を見て親御さんはとても満足に成ります。
ですがその御子がどんどん急速に変わっていくと今度はその速度の速さにある種の不安を覚え始めます。

親という物はいつまでも子供が自分の庇護の下にあるものだと思い込んでいます。
でも親も子も日々成長しているのです、親御さんが庇護の下にあると胡坐を掻いている間も御子はどんどん成長して言っているのです。

周りの御子の評判が上がれば親は嬉しい物ですがその評判が余りにも高すぎると逆に親御さんは段々と不安に襲われます、寂寥感に苛まれ孤独感に襲われます。

親として自分はもう必要ないんじゃないか?親として失格なんじゃないか?と…。
これこそが私の狙い、そうして今度は親御さん御自身が不安になり再来訪されます。

そしたら今度は親御さんの方を治していけばいいんです。
こうして親も子も両方成長し本来の”親子関係”に戻す事が出来る様になります。

親が変われば子も変わり、子が変われば又、親も変わります。

『親は子の鏡 子は親の鏡 ほんに二人は合わせ鏡』と都都逸にも有ります。
親と子の関係は切っても切れません、血縁にあろうがなかろうがです。

そしてこの関係心理学は何も親と子という関係に於いてのみ適応される物に非ず。
恋人同士、友人同士、又は社会生活に於ける仲間同士(上司と部下等)の関係性にも適用可能なのです。

つまり”自分が変われば自分を中心とした回りの環境も変わる”という事なのです。

人間関係で悩んでいるアナタ
周りとの関係性に悩んでいるアナタ

先ずは回りを変えようと思う前にアナタ自身を変えて見て下さい。
アナタ自身の”心の向き”が変わればきっと”回り”も変わります。

その変え方は…私が知っています。
私と共に自分自身をそして回りを変えて生きましょう。

アナタがよりアナタらしく生きる為に…。

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