年末ともなると各界の今年活躍した色々な有名人(スポーツ選手や芸能人、著名人など)の『~オブ・ザ・イヤー』なる物が各方面で発表される。
過日も陸上やCMなどのそれぞれの部門のオブ・ザ・イヤー賞が発表された。
その中に『婚活オブ・ザ・イヤー賞』という物があり過日東尾理子と婚約を果たした石田純一の姿も…。
正直このオブ・ザ・イヤーに関しては”何の意味があるの?”と眉根を寄せざるを得なかった。
勿論他にも”これをオブ・ザ・イヤー賞にしちゃあいかんだろうという物は幾つもある。
それこそ”何かの意図があってそれを強調したいが為に作られた賞”というのが見え見えの物もある。
例えば顔を売らせたい芸能人とか映画を売らせたい主演の芸能人がそれに類するオブ・ザ・イヤー賞を取るというような物だ。
本来『オブ・ザ・イヤー賞』という物は今年一年その方面で八面六臂の活躍をした人に贈られる賞である。
故に主にスポーツ選手を中心に日本ではCM本数が年間で一番多い人にも贈られているのが通常である。
それはそれで良いと思うのだが…『婚活』って1年間で完結する物ですか?私は生憎そうは思わない。
私自身も恋愛の最中にあり且つ婚活中の身、各方面へ挨拶へ回ったり式場の手配やら何やら色々やらねばならぬ事は沢山でそれこそ1年やそこらで出来る物ではない。
ましてそれは”個人的な事”であり”公に影響を与える物”に非ず。
それを芸能人だからという理由だけで”オブ・ザ・イヤー賞”を与えるというのは正直如何な物か。
これを前婦(松原千明)や前々婦(一般人)はどういう気持で見ているのか?と思うと物凄く複雑な気持になる。手放しで喜べる物とはとても思えない。
閑話休題
心理学の分野にも象徴心理学という物がある。
例えば自分が目指す芸能人や著名人が持つ私物と同じ銘柄や同じ柄の物を持つ事によりその人に近づきたいという欲求を表す物である。芸能人御用達の小物やコスメを買い漁るファンを想像して貰えば解り易いだろう。
それその物を悪い事というつもりは更々無い。
それによって気分が明るくなり前向きな気分になってくれるならそれこそ一心理職に身を置く者としては有難い限りである。
だが必ずしもそれがそうとはいかない場合もある。
例えば偶然同じ物を友達が持っていたとする、そして自分の持ち物を友達が揶揄乃至は罵倒したりしたとする。
友達からしてみたら自分こそがそれを持つに相応しく他の人には持って欲しくないという欲求が高まっていたのだろう。
象徴心理学に於いて尤も顕著に出る例の一つ独占権利欲求行動である。
だがそれによって心を傷つけられそれにより自信を喪失する人間も決して少なくない。
まして『象徴主義』に依拠する人間の中には自信喪失症の人が多く何かに依拠せねば生きられない、自分を維持できないという人も数多く居る。カリスマという言葉だけで店に通ったり商品を買い漁る人々に同じである。
そういう人が心を傷つけられ自らを失い引きこもりとなりその結果我が門を叩くケースも年々増えている
特に此処数年の世情不安により何かに寄りかかりたい欲求の人は急増していると言っていいだろう。
そういう人達に私は『自分こそがオリジナルであり自分こそが象徴である』とする個人象徴思考を植えつけるようにしている。誰かに寄りかかるのではなく何かに頼るのではなく自分自身に寄りかかり自分自身に頼る方向へ持って行く訳だ。
だが言うは易し行うは難しである。
先ずその人にしかない利点を見抜かなくてはならない、何せ完全オリジナルで在る事を示す為には他の誰も持っていないその人にしかない良さを示さなくてはいけないからである。これが中々にして至難の業。
だが20年近くこの仕事に従事していればそしてその同胞を具に観察していれば決して見つけられる物。
しかし今度はその見つけた物に”付加価値”を付けそれこそが最上である事を示さなくてはいけない。
唯一無二の存在であり価値が高くそれを持っているアナタは素晴らしい人である事を説かねばならない。
我が門を潜る人は大抵疑心暗鬼に囚われて門を潜っているのだからこれが又至難の業である(笑)。
中々我が言が心の奥まで浸透するにはそれ相応の時間と体力と根気を要する。
だが決して諦めず根気強く深部まで浸透する事を続けていれば必ず”自信の芽”は開花すると私は今までの経験上確信している。
そして多くの方々の”その人の心にしか咲かない美しい自信の花”を咲かせそれを大事に育てる術を教えそして我が門を去って行って戴くようにしている。
昨今昔ほど『~ラー』という物まね主義が横行しなくなってはきているがまだまだ街なかを歩けば”個性がねぇなぁ”という人を数多く見受ける。
私を知る多くの人が言う”先生はとても個性的な生き方をされておられますね”と…。
これこそが私にとって最大の賛美であり一番の賛辞である。
元車椅子ホストで大学で心理学を教えている人間なんざ世界中探してもそう多くは居まい(笑)
だが私は過去の様々な経験が今の自分を創りこれからの自分を付くって行く事を確信している。
これからも私は私の使命として多くの迷える方々をお救い申し上げたいと思っている。
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