2010年10月30日土曜日

『誤解の心理学』

私の所は所謂”看板”を上げて居ない。
所謂”宿無し”故自由自在に何処へでも行ける事をウリにしている為看板を挙げ難いのだ(笑)

一応住所的な物は自宅の住所を使っているが此処で同胞を診る訳には行かない。
同胞も住宅地の一軒屋で診て貰う事には抵抗もあろう^^;

故に基本的には同胞の御自宅や近くのビジネスホテル等を利用させて貰っている。
その方がより”日常生活に近い環境”であるが故”心を開き易い”という利点がある。

まぁその分場所代が掛るのが難と言えば難なのだが…^^;
この場所代をもう少し安価に出来ればもっと低料金で出来るのですが…。

んで看板を上げて居ない利点という物は実はもう一つある。

やはり”精神疾患”という物の社会的認知度は日本に置いてはまだまだ低い。
田舎に行くとまだまだ”あの人の家の息子さんは○○○が可笑しい…”等と揶揄される。

昔と違い精神疾患に対する情報はかなり流布されている筈なのだが田舎ではそれらの情報を得る習慣という物が中々無く又所謂”旧態依然”とした慣習だの因習だのが今だ幅を利かせている。

故に看板を上げずに自宅を訪ねるので友人が訪ねてきたと幾らでもごまかしが聞くのだ。
私も近所の方に聞かれたら”○○君の古い友人ですが何か?”と惚ける事にしている。

同胞のプライバシーを守る事も又、我々の仕事の一つである。
秘匿性の高さというのも又、ウリの一つなのかもしれない。

んで此処からが本題(相変わらずなげぇよ(笑))

我が元にはそれこそ恋バナから人格障害まで様々な悩みを持たれている方がやってくる。
恋バナだって立派な悩みである、それで精神を病むケースも実は少なくないのだ。

悩みに軽重大小は無いと常私は考えている。

同胞は”こんな下らない悩みで先生のお手を煩わせるなんて失礼な奴と御思いでしょうが…”と良く言われるが”そんな事は有りません、悩みに軽重大小は有りません。
どんな小さな悩みでも悩んで居る方からみれば重大な事ですから”と申し上げる事にしている。

んで恋バナの多くがこの”誤解”から来る悩みである事が多い。
何故か我が門を潜る人の多くは”美男美女”が多い^^;私が羨むほどに(笑)

だが、これも不思議な事なのだが”縁に恵まれない”というのだ、甚だ勿体無い話である。
彼ら・彼女ら程のイケメン・イケウーなら即芸能界デビューも出来そうな物だが…。

だが其処には”誤解の心理学”の大きな落とし穴が待っている。
勿論当然の事ながら彼らは幼少期の頃からイメメン・イケウーである。

大人は一様に可愛いだのカッコイイだのと褒めてくれる。
本人達もそれはそれで嬉しい物だと思う。

だが…此処にそれを快く思わない連中が居る、彼らに嫉妬の炎を燃やす連中である。
んで彼ら・彼女らは自らの嫉妬の炎でイケメン・イケウーらを焼き尽くす事となる。

つまり”虐めによる洗脳”である。

”そんなに綺麗じゃないじゃん、ってか寧ろブサイクじゃん”と常言い続けるのだ。
最初は戯言として聞いていた本人も何度も何度も繰り返されれば”もしかして…”と懐疑心を抱くようになる。

ここでも再三紹介している”インプリンティング=擦り込み”の心理を悪利用している訳だ。
そうなると鏡に映る美しき姿にすら”懐疑心”を抱いてしまう事となる。

更に拍車を掛けるのが”思い込みの心理”である。

解り易い例で言うと紀香に男が居ないと誰が信じるだろうか?誰も信じはしないだろう。
それが彼ら・彼女らにも適用される。イケメン・イケウー故に既に”相手が居る”と思い気後れして中々声を掛け難いのだ。

男ならまだしも中々女性の方から声を掛けるのは勇気が居る。
(まぁ一度大阪で逆ナンに遭った私が言う台詞ではないが^^;)
その結果ずっと”独り身”という事になるのだ。

某海外有名SF作家の作品ではないがどんな”絶世の美女”でも火星に行けば”化け物”になる訳だ。

だが此処は地球で日本である。異星人の居る星ではない。美人は美人、イケメンはイケメンである。美人やイケメンが”化け物”扱いされる所以は無い訳だ。

”毒を以て毒を制す”の言葉どおり”洗脳には逆洗脳”である。
SEED療法の登場とあいなる訳だ。

少しずつ少しずつ芽を出していくこのやり方は本人が気付かぬ内に芽を出し花を咲かせる。
しかもそれが”さも自分が種をまき水をやりそして花を咲かせたように”見せるのがコツ。

そうして”自信”を植え付けていけばもう大丈夫!戯言なんぞに耳を傾ける必要はなくなります。事実我が門を去って行った人の幾人かはその美貌をフル活用し劇団員として又はモデルとして活躍している者も居ます。

大切な事は”近くの友人より遠くの他人”であるという事。
近くに居るという気軽さから心許すと場合によっては手酷い裏切りに遭う事もあります。
まぁだからといって全てのケースがそうであると言うつもりは毛頭有りません。

只、”人の話を鵜呑みにしない、自らの立ち位置をしっかりとキープする”事はして欲しいと
切に願います。

0 件のコメント:

コメントを投稿