巷では今、様々な”魔女”が世を賑せているご様子。
随分”魔女”が皆様珍しいようで高視聴率を取っているとか。
心理職の人間から言わせて貰えば甚だ”おかしな話”である。
然して珍しくも無く取りざたす必要も無い、何故あのような番組が受けるのか甚だ疑問。
私は本物の”魔女”を知っている。
齢60にして多くの殿方を”虜”にし、その殿方の年齢幅も20代から70代と非常に幅広い。
氏は伴侶と死別し現在独身だが、独身人生をとても謳歌されておられる。
しかも見た目はどうみても”30後半”にしかみえない…本物の魔女である^^;。
私と並んで歩いたら私の方が年上に見えてしまうほどといえばその凄さが解るだろう
この御仁、実は私の元・同胞である。
伴侶を亡くされ失意の余り、急に老け込み毎日死ぬ事ばかり考えておられた。
彼女のお身内が私の知人であり余りの母の老け込みに心配し我が門を叩かれた。
一目見て私は彼女の中に眠る”魔性”に気付いた。
だが、失意の余りその”魔性”に彼女自身気付けないで居た。
それは余りと言えば余りに勿体無い。
最初は一緒にご主人を悼み一緒に泣き一緒に嘆き一緒に苦しんだ。
先ずは”同調行動”を示す事、それが同胞の”心”を開く鍵である。
回りは皆”死別した夫は忘れないさい”というが私は敢えて反対の事を言う。
”決して忘れてはなりません、貴女にとって最良の伴侶を貴女が忘れては可哀想”と
彼女は今まで反対の事ばかり回りに言われて来た為やっと”理解者”が出来た事を喜びこの人なら私の事を”理解してくれる”と思うようになります。
そして此処からがセラピーの開始です。
先ず彼女のどんな細かい変化にも見逃さず日々の一寸した変化を彼女に言います。
”今日は顔色が良いですね”とか”今日は化粧のノリが何時にも増して輝いている”とか。最初は”又、先生お世辞がお上手で”という。
そこで私は急に怒り出す(勿論これは演技である)。
”そうですか、私の言う事がお世辞と取られるので有るならば今日でセラピーは終わりにしましょう。お疲れ様でした、我が真実の言葉を甘言と取られる事は慙愧の念に耐えず私と言う人物を信頼されておられぬのならセラピー自体が無意味です”と…。
勿論相手は慌てます。
”御免なさい、そんなつもりで言ったんじゃないんです、許して下さい。そしてセラピーやめるなんて言わないで下さい。先生だけが今の私の支えなんです、もう二度とお世辞だなんていいませんから、御願いします”と相手は懇願します。
そこで私は言います
”我が意をお汲み取り戴けて本当に嬉しい。本当は私だってセラピーは続けたい。でも、我が言が甘言だと貴女の心に届くのは私は嫌です。これからは全て”真実”だと受け取って下さい。いいですね?”と…。
相手は齢60の御婦人ですがこの時ばかりは10代の少女のような紅顔を見せてくれます。そして顔を赤らめたまま”ハイ…”と蚊の啼く様な声でモジモジと下を向きます。
そして此処からがセラピーの第二段階です。
今までのメイクや服装を変えなるべく若々しく色使いもその人の風貌に合う物へとチェンジしていきます。最初は戸惑いや照れも有りますが一緒になって”変化”を楽しむよう指導していきます。
勿論その度に”とても良くお似合いです”という言葉を忘れずに…。
大切な事は”とても60には見えない”とか”まだまだお若い”というその人の年齢を意識するような言葉は絶対に使わない事。
自身の中にある”年齢と言う名の足かせ”を外す事が何より必要なのです。
そして”天国に居るご主人様もこんな綺麗な奥方様をあの世から見られたらさぞやご満足でしょうなぁ”と…同胞は益々頑張ってしまいます。そしてどんどん”綺麗”になり、どんどん”若返って”しまいます。
或る時私はこう持ちかけます。
”あの世にいるご主人をもっとドキドキさせちゃいましょ、若い男性とデートしてみましょうよ”と…
相手は勿論固辞します。
”そんな先生幾ら外見が若返ったとは言え、それは無理でしょう”と…。
或る時町で偶然若い男性から彼女は声を掛けられお茶に誘われます。
勿論彼は私の仲間、元・ホスト時代の後輩です。
現役ホストに町で偶然声を掛けられるなんて経験は滅多に出来る物じゃありません。
私の言葉が真実である事がこれで彼女には更に真実味を持って”心”に植えつけられ
良い意味で”年齢”を忘れるようになります。
ご家族には”年なんだから”とか”年相応”とかそういう”年齢を意識させる言葉”は一切吐かないよう厳しく指導します。これやっちゃうと今までの苦労が水の泡なんで。
そうすると彼女の中に眠る”魔性”が少しずつ”目を覚まし”ます。
人間の”欲望”には限りが有りません。
”もっと綺麗になりたい、もっと若返りたい、人生をやり直したい”と思うように…。
その”思い”こそが本当に”細胞を活性化”させアンチエイジングに繋がるのです。
後は何も私が言わずとも彼女自身の”意思”でどんどんと若返っていきます。
そして彼女の中に眠る”魔性”は遂に”開眼”し冒頭のような事に発展していきます。
何もこれは彼女に限った事では有りません。
我が門を潜りし多くの紳士・淑女の方々が全て彼女のような”若さ”を手に入れたのです。
”年齢”という名の目に見えない”化け物”に躍らせれる人生は今日で御仕舞にしましょう。
そして”本当の自分”を生きてみましょう。
”本当の自分”は綺麗で若々しく元気で艶の或る”自分”なのです。
アナタの中に眠る”魔性”を呼び覚まして見ませんか?
私ならそのお手伝い出来ると確信しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿