2010年10月24日日曜日

自己調査とセルフモニタリング~或いは自己を知る心理学~

過日、知人の探偵より面白い話を聞いた(彼は因みに元・警察官である^^;)。

最近、探偵事務所にある人物より調査依頼が来た、それが何と自分に対する調査だというから流石の知人も驚いた。

奥さんの浮気調査だのストーカー被害に遭っている人の証拠資料の為の調査というのなら覚えがあるが自分を調査してくれという依頼は生まれて初めてだったと^^;。

自分が会社でどういう風な人間として認識されているかそれが気になる。
だから自分を調査してくれという事だった。

どうも社内でリストラ風が吹いているらしくそれに自分が該当する人間かどうか自分で解らなくなったというのがその理由らしい。

イヤハヤ何とも此処まで人間の心はおかしくなったのか?と一心理職としては頭を抱える始末である^^;。

心理学の分野にも実は似たような物がある、それが表題にあるセルフモニタリング。
自己調査とでもいうべきものか。
10項目前後の項目に自らが答え自らの今の”心”の状態を調査し、それを定期的に行い自らの心の変化を自らが知るというやり方である。

しかしこのやり方には最大の難点がある。
チェックリストを確認し、最終的な判断をするのは患者ではなく心理者の方。

被験者はあくまでも自分の状態を記帳するだけである。
これでは本末転倒、心理者の仕事が軽減されただけの事である。

我々セラピストにも似たようなやり方があるがそれは簡単明瞭である。
例えば先般より此処で何度も挙げている”セルフフォトセラピー”がその最たる例。

自分で自分を写メに撮りそれを専門家である私が診て次の指示を出す。
だが、最終的に自分の変化を感じるのは心理者である私ではなく患者自身。

この療法の一番の利点は患者自身が客観的に”自分”を見れる所にある。
最初は”自分撮り”は恥ずかしい事この上ないが何、数回繰り返せば直ぐに慣れる。

今までこの療法で”慣れなかった”という報告はまだ一例も戴いていない。
何せ撮るのは自分、毎日どこかで一度は自分で自分を見る機会は有るだろう。

直ぐに慣れる、そうなると普段の自分の生活態度や普段の自分の生活に対する心構えが変わってくる。それが心にプラスの波動を生ませ結果心疾患を治して行く。

更にその日々変化して行く近隣者を見てその近隣に有る者が刺激を受け更にセルフセラピーを施していく。こういう効果もセルフフォトセラピーにはあるのだ。

高い金を払って”自己調査”をお願いせずとも私の所へ来れば否応なしに”本当の自分”に会わせて差し上げますよ(*^m^*) ムフッ
(この記事、知人に見せたら”営業妨害”といって怒られるな(笑))。

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